富士通のモビリティー&セキュリティが実現する“一歩進んだワークスタイル変革”とは?

多くの企業が検討している「柔軟な働き方」を実現するためにはどうすればいいか。富士通では、多様なモバイル端末とクラウドサービス、そして強固なセキュリティ対策ソリューションなどを組み合わせた“一歩進んだワークスタイル変革”を提案している。その全体像を紹介しよう。

» 2017年01月17日 11時00分 公開
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 柔軟で多様な働き方を可能にする「ワークスタイル変革」を検討する企業が増えている。在宅勤務やモバイルワークなど、時間や場所にとらわれない働き方を認めることで、生産性向上やコスト削減、さらにはBCP対策などの実現を目指そうというのが、多くの企業にとってのワークスタイル変革の狙いである。

 そうした中で富士通が提案しているのが、ノートPCやタブレットなどの多様なモバイル端末と、セキュリティ対策ソリューションなどを組み合わせた“一歩進んだワークスタイル”だ。果たしてそれは具体的にどのようなものなのか。同社が公開した動画を参照しながら全体像を紹介しよう。

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利用シーンに合わせて最適なデバイスを選べるから、仕事が快適に

 いまや、仕事はオフィス内だけで行うものではなくなりつつある。例えば、社外での打ち合わせ後にカフェなどで資料をまとめるのはもはや一般的だが、これまで社内回線でしかアクセスできなかったイントラ情報を活用できれば、会社にわざわざ戻らず業務でき、その後は“直帰”できるはずだ。こうすることで従業員の生産性や満足度が高まるほか、いわゆる健康経営にもつながるだろう。

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 そんなワークスタイル変革を推進するために、富士通は実にさまざまなデバイスを用意している。軽量・薄型を特長とする法人向けPCとタブレット端末だ。

 社外での利用で求められる最大のポイントは、軽量・コンパクトであることと堅ろう性だ。最新のラインアップは、超軽量・薄型のコンパクトノートPCや、6インチサイズのフルWindowsタブレットなど、個性的なモバイル端末が多い。ただ、必要なのはそれだけではない。業務端末として毎日使用するとなると、堅ろう性が重要であると気づくはずだ。端末が故障している時間は、すなわち業務停止を意味するからだ。その点、富士通のWindows PCとタブレットは、液晶パネルを保護したり、本体を振動や衝撃から保護したりと、社外での利用に考慮された頑丈な作りになっている。

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 活用シーンを広げるための機能も見逃せない。例えば防水・防塵対応のデバイスなら、屋外などの過酷な環境でも効率的に作業ができる。また、耐薬品対応のデバイスならば医療現場でも安心して使用でき、これまでの業務スタイルを大きく変えることができるだろう。富士通のWindows PCとタブレットのラインアップには、目的に合わせた豊富なオプション品やカスタマイズメニューも用意されており、働き方に合わせたデバイスを選択できるようになっている。

外出先での利用に重要な、多様なセキュリティソリューション

 そんな富士通PCが搭載するのは、最新のWindows 10 Proだ。生産性を高めるUIを備えているほか、Windows 7と比べてセキュリティ機能の強化も図られている。

 一方、端末そのもののセキュリティ性能を高めるだけでは抑制できないセキュリティリスクもある。特に危険なのは、ID/パスワードの管理を従業員任せにしている場合だ。ある調査によれば、仕事とプライベートで同じID/パスワードを使い回している人の割合は90%超に上ったという。つまり、ひとたびID/パスワードの情報が流出してしまうと、同じログイン情報を使いまわしている社内システムに簡単に侵入される恐れがある。

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 こうしたセキュリティリスクに対しても、富士通は一歩進んだワークスタイル変革を実現するためのソリューションを用意している。その1つが「手のひら静脈認証」である。

 これは、手のひらの静脈パターンを認識して個人を特定する認証技術。生体情報なので、パスワードのように盗まれる心配もない。従業員にとっては複雑なパスワードを使用せずスムーズにログインできるメリットもある。外付けのセンサー装置だけでなく、センサー内蔵型ノートPCやタブレット、マウスも製品化されており、さまざまなビジネスシーンで利用できる。

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 ワークスタイル変革を実現するには、安全性を高めるセキュリティ機能が必須だが、セキュリティを強化すればするほど管理者の負担は増えるのではないかと懸念する向きもあるだろう。それではワークスタイル変革を実現しても、全ての従業員にとっての働きやすさ向上にはつながらない。

 そこで富士通では、運用管理面の負荷を軽減するソリューションも用意している。それが「Secure Login Box」である。

 Secure Login Boxは、ユーザーのID/パスワード、手のひら静脈や指紋などの生体情報、IDカード番号データなどの情報を一括して登録・運用管理するアプライアンス型の認証サーバだ。個々のクライアント環境に依存しないログインが可能になり、ユーザーの利便性向上につながるほか、管理者にとってもメリットがある。ネットワークに接続してIPアドレスの設定を行うだけで短期間のうちに既存システムに導入でき、手間を掛けずに運用できるからだ。つまり既存の基幹業務システムを改修する必要なく、安価に導入できる利点もある。

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 手のひら静脈認証とSecure Login Boxを組み合わせる効果はこうだ。経営層にとっては、短期間で安価な導入が可能になり、情報漏えいなどセキュリティリスクに対する不安を軽減できる。情報システム部門としては、導入作業が簡単であり、従業員からのパスワード忘れなどのヘルプデスク業務の負担を軽減できる。さらに一般社員にとっては、複雑なパスワード入力から解放され、意識せずとも高度なセキュリティ対策を行えるメリットがあるのだ。

 ところで冒頭でも紹介したように、社外から社内システムの業務データにアクセスできれば、外出先と会社とのムダな行き来を減らし、従業員1人1人の生産性を飛躍的に向上させられる。

 富士通では、社外から社内ネットワークへのアクセスの安全性を高めるソリューションも用意している。ノートPCやタブレット、スマートフォンなどのモバイル端末から社内ネットワークにセキュアに接続するサービス「FENICS II ユニバーサルコネクト」である。

 FENICS II ユニバーサルコネクトは、モバイル端末からインターネットVPNか通信キャリアの閉域網を使って富士通のデータセンターにアクセスし、そこで認証を受けた上で社内ネットワークにセキュアに接続する仕組みだ。業務アプリケーションやグループウェアにもアクセスできる付加サービスや、モバイル端末内に情報を残さず利用できるBYOD(Bring Your Own Devices:私用端末の業務利用)支援機能なども用意されているので、営業スタッフの直帰を積極的に進められるようになるだろう。クラウドサービスなので、新たな設備投資は不要。インフラの運用管理を富士通に一任できる点もメリットだ。

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 このほか外出先でのリスクとして考えなくてはならないのが、モバイル端末の盗難・紛失だ。富士通はそんな万一の事態に備えるための対策も用意している。その1つが、管理者が遠隔操作によって速やかにデバイス内のデータ消去やロックを行い、情報漏えいリスクを低減できるソリューション「CLEARSURE」だ。対応するデバイスであれば、電源がオフの状態でも実行できる優れ物である。

 さらに動画では紹介されていなかった機能ではあるが、不測の事態を見越して事前に対策する方法もある。ノートPC「LIFEBOOK」シリーズとARROWS Tab(一部機種除く)を対象に提供されている、TCSI製のデータ分散保管ソフトと専用USBメモリをセットにしたオプションサービス「PASERI for PC & USBメモリ追加」だ。

 これは、元データを無意味化した上で、本体とUSBメモリ上に生成される仮想ドライブ上にデータを分割保存する仕組みで、本体またはUSBメモリのどちらか一方のみを紛失しても元データに復元できない。機密情報を含むファイルを安全に社外に持ち出すことを支援するもので、外出する機会の多いビジネスマンにとって重宝する機能だと言えるだろう。

企画から運用まで企業のワークスタイル変革を一貫して支援

 このように富士通は、ノートPCやタブレットなどさまざまなニーズに応えるモバイル端末、さらに数々のセキュリティ対策ソリューションによってワークスタイル変革を支えている。

 しかし、富士通の特長はモバイル端末とセキュリティソリューションに限ったものではない。「ワークスタイル変革をどのように実施すればよいか」「何から始めればよいか」といった企業の悩みを解決するところから支援していることにも強みがある。

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 富士通は2011年から「コミュニケーション改革」「社員間のナレッジ共有」「環境に依存しない情報活用」をテーマに、自社内のワークスタイル変革を段階的に進めてきた。実際、ビデオ会議の利用を促進して出張を減らしたり、電話連絡をインスタントメッセージに切り替えることでコストを削減したり、業務で得た知見を全社で共有したりと、さまざまな効果が生まれているという。

 自社でのワークスタイル変革で得られた知見をもとに、富士通は企業のワークスタイル変革を支援するサービスを提供している。それは、企画・検討段階からシステムの設計、構築、利用促進や定着化などの運用サポートまでを一貫して支援するものだ。

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 特に注目したいのが「企画・検討」のフェーズである。富士通は2016年5月にオープンした施設「FUJITSU Digital Transformation Center」で、企業を招いて“共創ワークショップ”を開催。このワークショップを通じ、取り組むべき施策の優先順位を決定したり、ワークスタイル変革の明確なビジョンやロードマップを可視化したりしながら、企業それぞれのワークスタイル変革を一緒に作り上げるサポートを行っている。

 快適に使えるデバイスと強力なセキュリティソリューションに加え、ワークスタイル変革そのものの企画から運用までをトータルに支援する。そして、ワークスタイル変革の実現によって、従業員1人1人の生産性や満足度を向上させる。それこそが、富士通が提案する“一歩進んだワークスタイル変革”なのだ。

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2017年2月16日

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