社員1人1人が時間や場所にとらわれず働けるようにして業務効率を向上させる――その手段として、仮想デスクトップなどのITツールが注目を集めている。だが、大手ITベンダーの富士通が一風変わった動画を公開した。仮想デスクトップのプロモーション動画なのに、あえて「人間にとって非合理性はすごく重要」と勧めているのだ。どういうことか。
まずはこちらの動画を見てほしい。AI(人工知能)をイメージした執事ロボットキャラと、富士通でワークスタイル変革製品を手掛けている川久保篤志さん(富士通 オファリング推進本部ワークスタイル変革オファリング統括部プロモーション推進部シニアマネージャー)とのやり取りが繰り広げられている。
ロボットは、ITツールを使って合理的に働ける環境が整っているのに、人はなぜ非合理的な働き方を続けるのかと問いかける。例えば、毎朝電車に乗ってわざわざ会社に来たり、遅い時間まで顔を合わせて会議をしたり……。そんなことをしなくても、仮想デスクトップを使って自分の業務環境にアクセスし、仕事をこなせばいいのではないかという主張だ。
それに対して川久保さんは、「残業や満員電車が好きな人はいないが、非合理性によって生み出される幸せやひらめきもある」と説明する。
多くの人にとって、通勤や場所を移動しての会議、出張などに要する時間は「無駄=非合理的」なもの。しかし、合理化を突きつめれば、人間ではなく高度なAIを持つマシンが働けば良いということになってしまう。
人間が働くことの意義は、無から有を生み出せる、つまり、ひらめきによるアイデアを出せること。そしてそのようなアイデアは、電車内、会議中、他愛のない会話の聞こえる社内など、一見すると合理性がないように思えるような、ふとした瞬間に“降りてくる”ことがあるというのだ。
だがアイデアは、時間や心にゆとりがないと生まれづらいのもまた事実。そうしたゆとりを生み出すためには、合理化すべき業務を仮想デスクトップサービスなどを使って合理化すべきというわけだ。
そのために川久保さんが勧めているのが、富士通の仮想デスクトップサービス「V-DaaS」。これはヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware Horizon® DaaS®」を用いたクラウドサービスで、どこにいてもさまざまな端末からオフィスと同じデスクトップ環境を利用できる。
これにより、往訪先から往訪先に向かうまでの“すき間時間”で仕事をこなしたり、自宅でできる作業を消化したりできる。そうすることで、社内ではより密度の濃い、アイデア創出の土台になるコミュニケーションができるというわけだ。
DaaSというツールの導入自体が目的になってしまっていないか、効率化のみが優先されてしまっていないかと、川久保さんは動画の中で危惧している。本来V-DaaSは人が人らしく、仕事と生活のバランスを取れるように手伝うもの。使い方は人それぞれだ。
V-DaaSが目指すのは、効率化に向くところはツールを使って時間短縮をし、ゆとりある時間を増やしていくこと。人と人とが顔を付き合わせるコミュニケーションを否定するのではなく、むしろそのような“非合理的”と思える時間を増やし、より良いものを生み出しやすい土壌のある世界なのだ。
公式サイトでは、このような仮想デスクトップソリューションを活用し、ワークスタイル変革を実現している企業の最新導入事例集や、テレワークでひろがる「これからの働き方」と題する冊子を無料でダウンロードできる。動画の中でロボットが得た“気付き”の先に何があるのか、確かめてみてはいかがだろうか。
通常ならばPCの中に入っているデスクトップ資産(OS、アプリケーション、データなど)をサーバに集約し、PCやモバイル端末などからインターネットやイントラネット経由でアクセスして使えるようにする仕組み。仮想デスクトップの基盤はVDI(Virtual Desktop Infrastructure)とも呼ばれる。
富士通が提供している「FUJITSU Managed Infrastracture Service 仮想デスクトップサービス V-DaaS」は、面倒な導入から運用まで全て富士通がサポート。管理者ポータルでのユーザー一括管理が可能なため、管理者の負担も少なくて済む。20人のスモールオフィスで利用する場合、初期費用は20万円から、月額費用も10.2万円(仮想PC1台につき5100円)からとリーズナブルな料金設定や、シンプルで使いやすい管理画面も魅力的だ。
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