「AI(人工知能)って本当に使えるの?」──世間で取り沙汰される“AIブーム”の影で、その価値に懐疑的な見方をする人は決して少なくない。しかし、AIが人間の能力を超える「シンギュラリティ」(技術的特異点)を迎える前から準備をしないと間に合わなくなるとの声もある。──それは本当か?
そんな疑問、危機感を持つ経営者やビジネスリーダーを対象に、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)とソフトバンクが最新のAI導入事例や技術動向を紹介するフォーラムを東京と大阪で開催する。参加費は無料だ。
このフォーラムでは、日本のビジネス環境にAI導入をいち早く進めてきた当事者たちの“リアルな話”が盛り込まれた10以上のセッション、「Turn key Solution」と呼ばれる、クルマのキーを回してエンジンをかけるようにすぐ使えるパッケージを含めた”40以上ものソリューション、さらにWatsonを活用したユーザー事例、具体的な利用シーン、最新技術動向などをデモを交えて紹介する。
AIを活用して「今すぐにでも経営課題を解決したい」「即効性のあるソリューションを取り入れたい」「AIの運用ノウハウなども含めたパッケージを取り入れたい」といった、AI導入を直近の課題としているビジネスパーソンは会場に足を運んでみてはいかがだろうか。課題解決の具体的なヒントが得られるかもしれない。
ゼネラルセッションには、日本IBMのエリー・キーナン社長、ソフトバンクの宮内謙社長兼CEOが登壇する。彼らの口からどんな話題が飛び出すのか、AIの将来を見据える上で必見だ。
「AI Business Forum」
大阪:2017年10月11日(水) 午前10時〜午後4時30分(受付時間 午前9時〜)
東京:2017年10月27日(金) 午後1時30分〜午後6時30分(受付時間 午後12時30分〜)
大阪:帝国ホテル大阪
東京:ザ・プリンスパークタワー東京
日本アイ・ビー・エム ソフトバンク
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AIのビジネス活用を検討している企業経営者、ビジネスリーダーの方
※AIのビジネス活用を検討している法人が対象です。個人は申し込みできません。
※同業他社様からの申し込みはお断りする場合があります。
※定員などの都合により、締め切り前のお申し込みでも参加をお断りする場合があります。
※日時などが変更される場合があります。最新情報は申し込みページをご確認ください。
日本IBMとソフトバンクは、米IBMが開発したコグニティブ・コンピューティング・システム「IBM Watson」の日本語版を2016年から共同で展開している。実体がつかみづらいAI技術の数々をソリューションパッケージとして提供し、経営課題に対してどのようなアプローチを取れるのかを明らかにしてきた。
「IBM Watson日本語版」(以下、Watson)を活用した次世代接客や、社内業務効率化などが代表的なソリューションの例として挙げられる。例えば、実店舗に来店した顧客に対してAIが自然な会話で案内を行ったり、Webサイト上に設置したヘルプ用チャットで顧客の疑問に24時間365日で回答したり、さらには実施した接客応対のデータを集めて以後のマーケティングに生かしたりと、単に“会話できる客寄せロボット”ではない、一歩先の接客をWatsonによって実現できるのだ。
業務効率化では、ソフトバンク自身が社内に取り入れた社内向けAI「SoftBank Brain」の例が分かりやすい。SoftBank Brainは自然言語で話しかけると結果を回答できるWatson活用のモバイル業務アドバイザーだ。対話型の業務支援アプリとして16年7月から社内に導入され、これまで人間の手で19分程度かかっていた業務を2分半程度まで短縮するなど、大きな威力を発揮しているという。
同社の営業部門は3000人近くいるため、その効果は計り知れない。しかし、意外にもSoftBank Brainの導入当初は「ほとんどの社員がアプリを使わなくなった」という。そんな失敗談を7月に開催した年次イベント「SoftBank World 2017」でソフトバンク自身が赤裸々に語ったときは、大きな反響があった。
彼らが自ら失敗して得たこと──それは、まず業務課題をしっかりと把握することだ。その上で初めて、Watsonをどのように活用すれば効果的なのかが見えてくるという。あなたの会社でもAIが有効に使えるかどうか、数々のソリューションから検討してみてはいかがだろうか。
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提供:ソフトバンク株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2017年9月30日