ポイント制の人事評価システムは何がすごい? ITmediaの営業チームが使ってみた

» 2018年05月21日 10時00分 公開
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 「仕事で成果を挙げても、会社から正当に評価されない」──従業員から寄せられる、こんな声に悩む企業は少なくない。旧来の人事制度は、評価が上長の個人裁量に任されていて公平性が薄かったり、目標設定が形ばかりだったりで、社員の行動改善に結び付いていないこともある。

 昨今、政府主導の働き方改革によって、「労働時間の改善」「時短勤務」「時間や場所にとらわれない働き方」といった仕組みを整え始めた企業も増えているが、働く環境が改善するだけでなく、根本的な人事評価制度が変わらなければ優秀な人材は離れてしまうだろう。

 そんな課題を背景に、小売業界などで会員ポイントや来店ポイントのシステムを20年以上手掛けてきたシーグリーン(神奈川県横浜市)が、ポイントを軸にしたユニークな人事評価システム「LINE WORKS with評価ポイント」(以下、評価ポイント)を開発した。

 あらかじめ、社員に期待する行動や成果の項目ごとにポイントを設定しておき、それらを実行、達成できたら社員自身がビジネスチャットツール「LINE WORKS」で報告。上長はPCやスマートフォンのWebブラウザから報告や状況を確認し、スムーズに人事評価を行えるというものだ。

 社員同士が評価を送り合ったり、その過程を社員同士が見られたりもすることで、社員間の相互関心やモチベーションの向上にも役立つ。

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 「ポイント制の人事評価?」「LINE WORKSとどう連動するの?」「本当に効果があるの?」「ためたポイントは何に使えるの?」──説明だけでは分からないことだらけ。そこで、アイティメディアの一部門に評価ポイントを導入してみた。

 実際に人事評価を改善したい企業がシーグリーンに相談するとどうなるのか。最初のヒアリングからツールの使い勝手、得られた効果までをお届けしよう。

ポイント付与の項目決めは丁寧なヒアリングで

 評価ポイントのツールを導入するのは、ヒラタ部長が率いる営業チーム。シーグリーンでは、まず企業が抱える悩みをヒアリングし、どのようなアクションにポイントを設定するかを決める。今回相談に乗ってくれたのは、シーグリーンのアオヤギさんとニシノさんだ。

photo シーグリーンのニシノさん(左奥)とアオヤギさん(右奥)

 ヒラタ部長「取引先の新規開拓を目標に掲げています。電話のコールやメール、アポイント訪問などのアクションを見える化し、メンバーに行動を促しながら評価したいですね」

 アオヤギ&ニシノ「一番重要なのが、ポイントを与える項目の内容です。例えば、1日にテレアポを何件か行ったらポイントをもらえるなど、メンバーが『これをやったら評価してもらえる』と具体的にアクションをイメージできるように明確化するのがコツです」

 ヒラタ部長「既存のクライアントのアポを取れたらポイント、というのはどうですか?」

 アオヤギ&ニシノ「もちろんそれも悪くないのですが、すぐに達成できてしまう内容にすると『当たり前ポイント』化してしまい、効果が活性化しないケースがあります。『社内の新しい施策が面白い』と、被評価者に興味を持ってもらえないと定着しません。ちょっと背伸びして『頑張ったら達成できる程度』がベストですね。新規顧客のアポが取れたら、ならいいかもしれません」

 ……こんなやりとりを約1時間行った。そうして決まったポイント付与ルールが、次の9項目だ。以下の行動をメンバーが実行すると、ポイントがたまっていく仕組みを簡単に導入できる。

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 ヒラタ部長「でもこういったツールって実際に社員が使ってくれるか不安ですね」

 アオヤギ&ニシノ「評価ポイントの定着を図れるように、最初の3日間は自己紹介やツールを使っている様子を周知すればポイントを付くように設定しました。まずは慣れてもらいましょう。あと、こんな仕組みもあるんですよ」

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 ヒラタ部長「この商品カタログは何ですか?」

 アオヤギ&ニシノ「福利厚生の一環で、ポイントに応じて商品カタログから好きなものと交換できる仕組みも用意しています。会社独自の社内通貨やインセンティブを設定することもできます」

 ヒラタ部長「今回は、いいお肉やビールなどが選べるのか……ポイントをためるモチベーションが上がりそうですね」

photo ヒラタ部長(手前)「こんないいのがもらえるの? 俺、評価者だけど評価される側に回りたい」  メンバー・ウラモト(奥)「ちゃんと評価してください……」

 アオヤギ&ニシノ「ツールでポイントを管理するのが目的ではなく、あくまで社員のやる気やモチベーションを上げることがゴールです。『こういう行動を取れば評価されるんだ』と見える化することで、評価への納得感を高める──会社に人が定着し、成長してもらえることを目指します」

「人事評価システムを導入するぞ!」 社員の反応は……

 評価対象となる評価項目とポイント数の設定を完了し、「評価ポイント」を導入する日がやってきた。ヒラタ部長は営業チームのメンバーを集め、前回のヒアリングで知ったメリットを説明していった。

 ヒラタ部長「人事評価システムを導入するぞ!」

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 アラカワ「はい(監視の目が厳しくなるのかな……)」

 サイトウ「分かりました(競争させられる……?)」

 イトウ「取りあえず試してみます(めんどくさそう……)」

 ノハラ「やってみます(マイナス評価がたまったらどうしよう……)」

 といっても、いきなり人事評価システムを導入すると宣告されたらメンバーが困惑してしまうのは間違いない。実際に、事前の説明不足や付与するポイントの項目設定ミスで、運用がうまくいかない企業もあるという。メンバーにはしっかりと事前の説明を行い、「評価ポイントを使うことで自分にメリットが生まれる」という理解を与えるのが重要だ。

 こんな経緯から、営業チームでの評価ポイント運用がスタートした。実際にポイントが付与される工程はこうだ。評価対象となるアクションを行ったら、メンバーは自分で上長にLINE WORKS経由で報告する。自己申告制にするのか、何らかの証跡を写真添付するのかは、それぞれの会社で決めておく。上長は報告を確認し、評価ポイントの専用Webサイトからポイントを付与する。

 メンバーが評価されると、グループトークに内容が表示されるため、コメントやスタンプでトーク画面が盛り上がることも。評価ポイントがLINE WORKSと連携することで、社員間のコミュニケーションが生まれやすくなることも分かった。チーム内の士気を高める要因につながったようだ。

photo LINE WORKSの画面
©LINE Corporation 
© Works Mobile Corporation

 評価ポイントを付与する画面は、基本的にチェックボックスとコメントを入力するだけの簡単操作だ。

ヒラタ部長「LINE WORKSとの連携があるので、主にスマートフォンから評価ポイントを付けていました。申請があったことを見逃さないようにしたいですね」

photo 評価ポイントのポイント付与画面

メンバー同士で送れる「いいね!」ポイントも

 上長が確認して付与するポイント以外に、社員同士が手持ちのポイントを送りあえる「いいね!」ポイントも用意されている。事前に設定した評価項目などでは評価しづらいが、企業にいい影響を与えるような行動(積極性がある・コミュニケーションの能力がある・協調性がある)をする人に対して、気軽にポイントを送り合えるものだ。

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 アイティメディアの社内では、イベントの幹事や司会を行ったメンバーに対して感謝の気持ちを伝えたり、オフィスで聞こえてきたテレアポのトークが面白かったりというユニークなものにも、「いいね!」ポイントをメンバー同士が送り合っていた。

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 実際に評価ポイントを活用したメンバーからは、「新規アポをたくさん取らなければいけないタイミングだったので、モチベーションが上がった」「上長にやったことを報告して褒められるのがうれしい」「日頃の行動で、他の人にもいい影響が与えられたらうれしい」「席が遠い人ともコミュニケーションしやすくなった」といった声が上がった。

 このように、評価ポイントの項目にはないが業務にいい影響を与えるちょっとした行動が可視化される。メンバーのモチベーションは上がり、上長も評価につなげやすい。さらには業務改善にもつながるなど、多くのメリットが生まれることが実感できる。

 ちなみに、社内でもっともポイントを獲得したのは、「テレアポのトークが面白い」と評価されていたノハラだった。実は着実にポイントをコツコツためていたウラモトがチーム内で首位を独走していたのだが、ノハラはチームの重要な課題として大きなポイントが設定されていた「新規アポ獲得」を達成したため、大逆転という結果に。

photo チームの課題だった新規アポ獲得と「いいね!」ポイントで総合1位に!
photo ためたポイントで欲しい商品を選択
photo ポイントで交換した商品をゲット! ノハラ「物で還元されると、達成感がありますね」

 ご褒美として、ためたポイントを使って商品をゲットしたノハラ。その顔はどこか誇らしげだ。

 このように、企業やチームがメンバーに必要としている行動や成果がポイント付与の項目として設定されるため、社員は何をすれば会社から評価されるのか、どんな行動や成果が重要なのかを自然と実感できるのが評価ポイントの強みであると感じた。

人事評価にポイントが効く

 シーグリーンは、評価ポイントを通して会社に「人が定着する・成長する」環境を作ることを目指している。人材を採用するには莫大なコストがかかる。しかし、「昔からの文化だから」といった理由で、人事評価制度がおざなりになっていることも多い。

 評価ポイントは、人事評価にポイントを取り入れることで、社員の行動変革に貢献できる。あなたの会社は、適切な人事評価ができているだろうか。もし不安を感じているなら、シーグリーンに相談してみてはいかがだろうか。

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提供:株式会社シーグリーン
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2018年7月29日