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» 2019年02月01日 10時00分 公開

未経験からAI人材に! 初心者が3週間で使いこなした 「ディープラーニング開発ツール」の正体

[PR/ITmedia]
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 今、世界では急ピッチでAI(人工知能)の研究・開発が進んでいる。富士キメラ総研は2017年の調査で、AIビジネスの国内市場は2030年度に2兆1200億円まで拡大すると予測。そうした急成長を支える技術が「ディープラーニング」(深層学習)だ。画像や音声、自然言語処理の認識や生成ができ、自動運転技術やスマートスピーカーなどさまざまな分野で活用されている。

 一方で、ディープラーニング開発経験があり、ビジネス活用まで考えられる技術者は不足している状況だ。新たに人材を採用しようとしても、世界中で人材獲得競争が繰り広げられており、それも難しい。社内でAI人材を育てようとしても、ディープラーニング開発には専門性の高い知識と技術力が必要で、ハードルが高いと考えている人も多いだろう。

ソニー ソニー株式会社の小林由幸さん(R&Dセンター 基盤技術研究開発第1部門 AIコア技術開発部 シニアマシーンラーニングリサーチャー)

 こうした固定観念に「待った」をかけるのは、ソニー株式会社の小林由幸さん(R&Dセンター 基盤技術研究開発第1部門 AIコア技術開発部 シニアマシーンラーニングリサーチャー)。

 「今までのソフトウェア技術と比べても、ディープラーニングはむしろ簡単ではないかというのが私の感覚です。『何だかよく分からない、すごい人たちのすごい技術』と壁を作ってしまうのはもったいない。誰もが使える技術だと認識してもらいたいです」(小林さん)

 こうした小林さんの発言を裏付けるのが、ソニーが開発し、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するディープラーニング開発ツール「Neural Network Console」(NNC)だ。直感的に操作できるGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を採用し、Pythonなどのプログラミング言語を使わなくてもディープラーニングにおける学習・評価が行えるのが特徴だ。普段仕事で使うようなWindows PCなどで利用できる。

ディープラーニング開発ツール「Neural Network Console」(NNC)

「難しい知識はいらない」 AIは触って学ぶ

 NNCは、ディープラーニング開発におけるニューラルネットワークモデルの設計から、設計したモデルの学習・評価の実行までを行えるツール。プログラミング不要で、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で使える。

 ニューラルネットワークの構造を視覚的に確認でき、初心者には難しいネットワーク構造の管理やチューニングも自動で行ってくれるので、利用者は分析業務に集中できる。学習は「Neural Network Libraries」と呼ばれるコアライブラリで行う。学習の進捗(しんちょく)や性能はリアルタイムで確認可能だ。

ニューラルネットワーク構造を自動探索

 小林さんは「難しい工程を飛ばし、すぐ開発に着手できるのがNNCの魅力」と話す。ディープラーニング開発には通常、専用の開発環境の構築、Pythonによるプログラミング、行列や代数といった高度な数学の知識が必要とされているが、そうした専門知識の習得から入るのは「遠回り」と指摘する。

 「皆さんが普段PCを使うとき、CPUやレジスタといったハードウェアの中身についてわざわざ学ばないですよね。ディープラーニングも同じで、まずは触ってみることが大事です」(小林さん)

ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 IoT事業部門の高橋伸一郎さん(営業推進部 事業開発課 プロジェクトマネジャー)

 「立ちはだかる壁を全部取り除いて高速道路を敷く」という開発コンセプトが表すように、誰でも簡単にディープラーニングを習得できるようなツールを目指した。ネットワーク設計にエラーがあった際はすぐに画面上で指摘されるので、誤ったまま実行してしまう心配もない。1人で黙々と手作業をしていた人がぶち当たっていた壁を壊し、最速で「解決したい課題」に着手できるようにした。

 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 IoT事業部門の高橋伸一郎さん(営業推進部 事業開発課 プロジェクトマネジャー)も、「NNCをリリースし、大きな反響がありました。特に、初めてディープラーニングを触る人には、思っていたよりすぐに使えて簡単だという反応が多いです」と胸を張る。

未経験から“AI人材”になれる理由

 一方で「AIの基礎知識がないと、ツールを使えるかどうか不安だ」という声もあったという。同社はそうしたニーズにも応え、NNCクラウド版の利用権、ディープラーニングの基礎からNNCのハンズオンを通して開発テクニックを学べる研修、技術的な質問にメールで回答するサポートサービスをセットにした「Neural Network Console スターターパック」を提供している。価格は19万8000円(税別)からで利用者のニーズに応じカスタマイズが可能になっている。

「Neural Network Console スターターパック」

 最低4時間からの研修では、顧客企業に講師を派遣。ディープラーニングの概要、NNCの使い方を講義し、各社が抱える課題をディープラーニングで解決できるよう支援する。座学だけでなく対話型の研修も用意。研修前にはヒアリングをして理解度にばらつきがないか確認する。

 「対話型の研修では、受講者のAI活用アイデアをどう具体化するかを一緒に考えていきます。例えば、製造業なら設備の故障予測の要望が多い。まずは私どもから他社やソニー社内の事例を説明し、受講者のアイデア創出をお手伝いします。具体化していく中で多くの企業で事前のデータ収集が課題になることがありますが、その壁に気付き具体的なアクションの検討を一刻も早く始めることが重要と考えます」(高橋さん)

 初心者だけでなく、現役の開発者からも支持されているようだ。小林さんは「特定の技術者に業務が集中すると当然さばききれないので、みんな後継を育成したいのです。しかし、いざプログラミングを教えようとしても、コーディングに嫌悪感を抱く人は少なくありません。そうしたときにもNNCは便利です」と説明する。

 実際、NNCは当初ソニー社内向けツールとして開発され、AI人材の育成に役立てられてきた経緯がある。これまでソニーグループ内では、約2000人が研修を受講。実際に学んだ内容が製品やサービスの開発・改善につながったケースも少なくないという。

初心者が3カ月で製品実装まで完了

HUISプロジェクトに携わる杉本真佐樹さん(事業開発プラットフォーム Startup Acceleration部 Business Operation Team)

 具体的な応用事例の1つが、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたスマートリモコン「HUIS」(ハウス)だ。HUISは、テレビ、エアコン、照明などの家電を1台で操作できるマルチリモコン。実際の操作内容を学習していき、ユーザーに合わせた画面レイアウトを自動作成する機能にディープラーニングが使われている。

 HUISプロジェクトに携わる杉本真佐樹さん(事業開発プラットフォーム Startup Acceleration部 Business Operation Team)は、「私たちのチームはAI初心者ばかりでしたが、約3週間でNNCのセットアップを行い、製品実装は約3カ月で完了しました」と振り返る。

 「最初は専門用語ばかりでよく分かりませんでしたが、GUIベースなのでパズルを組むように実装できました。最適なネットワーク構造を自動探索するので、放っておいてもどんどん精度が高くなっていくのが便利でした」(杉本さん)

ディープラーニングで変わる世界

 小林さんは、ディープラーニングの社会的なインパクトをあらためて強調する。

 「これまで、コンピュータやインターネット、クラウドなどが時代を変える破壊的テクノロジーとして登場しました。ディープラーニングも同じです。今は一部の研究者だけが利用しているイメージかもしれませんが、近い将来、誰もが当たり前にAIを作り、使いこなしているでしょう」(小林さん)

 小林さんは「一般の人でも当たり前にAIを使い、生活を豊かにしていける時代がやってきます。そうした世界を実現するには、ディープラーニング開発をもっと身近にし、AIを使って私たちの生活をどのように変えられるのかを考えられる人材が増えていかなければいけません。ソニーが先導し、そういった時代を作りたい」と意気込む。

 コンピュータは単純な作業を自動化したが、知的な作業の自動化はできなかった。AIの時代が訪れて、これまで人間がやらざるを得なかった作業の多くが自動化され、負担は軽減される。

 ディープラーニングという道具を手に入れることで、あなたの周りの世界はどう変わっていくのか。まず第一歩を踏み出すことで、新たな景色が見えてくるはずだ。何から手をつけていいか分からないと悩んでいる人にとっては、座学やハンズオン研修でいちからサポートしてくれるNeural Network Console スターターパックは力強い味方になるだろう。

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提供:ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2019年2月13日