チラッ……隣から視線、感じない? 社外作業中、PC画面を“守る”方法

» 2019年03月22日 10時00分 公開
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 「見たくなくても、見えてしまう」――新幹線の車内やカフェで、隣に座っている人のノートPCの画面が、チラッと見えてしまった経験はないだろうか。「見たことがある」という人は、逆にそれだけ、のぞき込まれているかもしれない。最近では、本体サイズのわりにディスプレイが大きく、視野角が広いノートPCも少なくない。解像度も高く見やすいということは、そこから大切な情報が漏えいする恐れもある。このように情報を盗む手口を、ビジュアルハッキングともいう。

 スマートフォンの画面には、のぞき見を防止するフィルターを貼っている人も多い。プライベートな内容を、他人から見られたくないという意識もあるのではないだろうか。同様に大切な情報である勤務先の内容、取引先企業のデータを表示するようなPCにもフィルターは必要だろう。

photo デルの飯塚祐一氏(クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティングマネジャー)

 「例えば、企業の管理職の人からの相談も多いです。社内であっても、部下が自分のデスクに相談に来たとき、給与や人事に関する情報が見えてしまう。その他にも、知らない間に第三者にハッキングされている可能性すらあります。プライバシーフィルターが求められる場面は相当あるはずです」――デルの飯塚祐一氏(クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティングマネジャー)はそのように話す。

 事実、こうしたプライバシーフィルターの需要は伸びているという。製造メーカーの1社、スリーエム ジャパンの高木浩平氏(ディスプレイ製品事業部 エンタープライズ部門)は「モバイルサイズのノートPC向けのプライバシーフィルターでは、2018年、需要が大幅に増えた」と説明する。

働き方改革で「のぞき込み防止」が求められるように

 売上が伸びている背景には、改正個人情報保護法がある。17年に個人情報取扱事業者の定義が変わり、1件でも扱っていれば適用対象になったのだ。さらに個人データを取り扱って事務をしている区域では、のぞき込みを防止する措置を施すよう、ガイドラインで明文化された。

 これによって「特に個人情報を多く取り扱う市役所や県庁などでプライバシーフィルターの採用が進みました。そこから企業にも波及しています」と高木氏は話す。

 社内のA4サイズのノートPCやモニターにプライバシーフィルターを取り付けるところが急激に増えたという。同じような動きは、ノートPCにも広がってきている。働き方改革の取り組みとして、モバイルワークを推奨するケースが増えてきたからだ。

photo スリーエム ジャパンの高木浩平氏(ディスプレイ製品事業部 エンタープライズ部門)

 「今まで社内でしかPCを使えなかったような企業でも、社外で使うことが解禁された結果、主にモバイル用途のノートPCで、プライバシーフィルターを導入するケースが増えてきました」(高木氏)

 また、国際規格「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証」 (ISO/IEC 27001)を取得する企業が増えたことも、こうした流れを後押ししている。「経営層が、社内のセキュリティ対策にきちんと取り組んでいることを社外にアピールするために、ISO/IEC 27001を取得するというケースが増えています」(高木氏)。このような背景から、プライバシーフィルターの需要が高まっているという。

「せっかく買ったのに合わない……」を防ぐために

 ただ、プライバシーフィルターと一言でいっても、何でもよいわけではない。フィルターを貼ると文字が見えにくくなったり、画面にピッタリと合わなかったり、タッチ操作がしにくくなったり――スマホ用のフィルターを購入した人ならそんな経験があるかもしれないが、PC用のフィルターでも同様のリスクが考えられる。1枚あたり数千円のフィルターを企業がまとめて導入する場合、「合わなかったから買い替える」というのは、コストに大きく跳ね返る。

 そうした事態を防ぐため、デルは、社外でのモバイルワークに適したノートPCと、それにぴったりとフィットする純正のプライバシーフィルターを合わせて提供している。Windows 10搭載の「Latitude 7390」もその一例だ。

 Windows 10を搭載するマシンの多くは、タッチ操作の機能を搭載している。デルの純正プライバシーフィルターは、このタッチ操作に対応できるよう、薄さを調整。フィルターを開発する段階で、デバイスに対するフィッティングをチェックしているため、「フィルターを導入したのにサイズが合わない」というトラブルも防ぐ。

 2つ目は、視野角の狭さだ。高木氏は「プライバシーフィルターの製造元が増えてきて、さまざまな製品がありますが、一番の違いは視野角です。デル純正プライバシーフィルターの視野角は60度。真正面から見て、左右に30度の範囲は見えますが、そこから外側は光の透過率が5%未満になります」と説明する。

photo フィルターを貼ったLatitude 7400 2-in-1(左)、フィルターなしのLatitude 7390(右)
photo 両方ともフィルターなしの場合

 30度より外側からPCのディスプレイをのぞき込んでも、透過率が5%未満なので暗くてほとんど見えない。この仕組みは、例えていうと「磨りガラスのようなブラインドがたくさん縦に並んでいる状態」(高木氏)。ブラインドの間隔を狭くして視野制限をコントロールしやすくするのか、間隔を広くしてディスプレイの明るさをキープするのか、そのバランスが重要という。

 「この技術は、スリーエムが1990年代に初めて商用化して以来、技術革新を続けています。見やすさと見えにくさのバランスには自信を持っています」(高木氏)

photophoto フィルターあり(左)となし(右)。正面からの見やすさは、ほとんど変わらない

 さらに、デル純正プライバシーフィルターは、両面ともアンチグレア(AG:Anti Glare)加工を施している。ディスプレイ表面のギラつきを抑え、目の疲れを軽減する。フィルターに加え、Latitudeのディスプレイ自体もアンチグレアの機能を備えているため、さらに防眩性を高められるという。

 こうしたプライバシーフィルターのメリットを分かっていても、「ノートPCを導入した後で調達すればいいのではないか」と考える人もいるかもしれない。しかし、高木氏は「そうすると誰がどれくらい、どの端末に導入しているかが不明確になりやすいです。情報セキュリティの指針からすると、対策状況が把握できていないことになります」と指摘する。デルを通じ、PCと一緒に導入すれば、企業内での管理がしやすく、テクニカルサポートの窓口も1つにまとまるメリットがありそうだ。

「限られたスペースの中でいかに快適に仕事ができるか」

 一方、デルが、こうしたプライバシーフィルターとセットで提供しているノートPCは、外出先でのモバイルワークをしやすくする工夫を凝らしている。

 2020年1月にWindows 7のサポートが終了すると、セキュリティ更新プログラムが受けられくなるため、Windows 10対応のPCへ移行を急いでいる企業も少なくないだろう。そうした中、デルは「限られたスペースの中でいかに快適に仕事ができるか」ということを意識し、Windows 10を搭載するさまざまなノートPCを取りそろえている。例えば、Latitude 7390は「新幹線の車内などで仕事をするのに適する」という13.3インチのディスプレイを搭載したノートPCだ。

 「われわれが大事にしているのは、いたずらに軽さだけを追求しないことです。生産性を上げるという観点で、画面が大きい方がいいのか、軽い方がいいのか、バランスを考えています」(飯塚氏)

 この設計思想は、近く発売を予定している「Latitude 7400 2-in-1」にも受け継がれるという。最大26時間41分のバッテリー持続時間により、カフェで電源を探すという手間を省ける。さらに近接センサーを搭載し、近づいていくと生体認証機能「Windows Hello」で本人確認できる点など、モバイルワークに適した機能を備える。

 Latitude 7400 2-in-1は、ベゼル幅が狭く、13インチのシャシーに14インチのフルHDディスプレイを搭載し、快適な作業を実現可能にするとしている。機動性の高さに加え、画面も大きくすることで、作業をしやすくする一方、スマートなセキュリティ対策も必要だ。

 近年、サイバー攻撃の手口は極めて高度化・巧妙化しており、その侵入を100%防ぐのは事実上不可能といわれている。そのため、侵入されたことを前提とした検知や事後対策の重要性が強調されるが、それだけではなく、時代にマッチしたセキュリティ対策も必要だろう。

 つまり、働き方が刻一刻と変化して多様化する時代となり、いつでもどこでも仕事ができる今だからこそ、新たな対応策(ビジュアルハッキング対策)も必要ではないだろうか。飯塚氏は「そうした時に、デルでは時代にマッチしたさまざまなセキュリティソリューションを提供できるのが強みです」と語る。

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