「人間1人にロボ1台」の時代へ 安価に導入できる「CELF RPA」で始める“一人でもできる働き方改革”

» 2019年03月26日 10時00分 公開
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 人手不足の解消や長時間労働の是正などに向け、多くの企業が「働き方改革」を進めている。企業は費用対効果の高い基幹システムやインフラ基盤へのIT投資には積極的だが、各部門の現場におけるIT化については後回しになっているのが現状だろう。

 そんな中、PC上のあらゆる操作を自動化できる「RPA」(Robotic Process Automation)が注目されている。RPAは、総務・人事部などバックオフィスを中心とした定型業務を自動化するもの。事前に作業内容を設定しておけば、ボタンを1回押すだけで、ロボットがExcelなどでのデータ入力や転記、データの集計や加工、メールの一斉配信といった業務を代行してくれる。

 RPAは個別業務を効率化する強い味方ではあるが、費用対効果や新しいツールを導入することへのハードルの高さから、大企業以外ではなかなか導入が進んでいない面もある。個人の業務を効率化するために数百万円の費用がかかるとなれば、決裁もなかなか下りないだろう。

 これまで尻込みしてきた企業のRPA導入のハードルをとことん下げたのが、SCSKが提供する「CELF(セルフ) RPA」だ。年間3万5000円(別途CELF本体の年間利用料17万5000円が必要)からと安価にRPAを導入でき、プログラミングの知識がなくても簡単なドラッグ&ドロップ操作でロボットを作成できるのが最大の特徴だ。

CELF 劇場その1(RPA編)

 小規模運用から始められるため、現場部門の一人一人が個別業務の自動化に向けたロボットを量産できる体制が整う。

システム化の“対象外”だった業務を自動化

 CELF RPAはクライアント型のRPAツールで、業務開発アプリ「CELF」と同じユーザーインタフェース上で操作する。情報システム部門を介さず、現場主導で短期間のうちにロボットを作成し、運用・保守もできる。

「CELF RPA」はWebアプリ開発機能とRPAが融合したツール

 「大衆普及型RPAエンジン」をうたうCELF RPAは、これまでシステム化の対象にならなかった個人業務の効率化を狙う。現場の業務は、部署や担当者ごとに固有の作業が発生することも多く、システム化が難しいとされていた。導入コストを下げることで、ちょっとした業務を自動化するだけでも十分な費用対効果が期待できるようになる。

 個人の業務を1日10分でも短縮できれば――CELF RPAでは、そんな気軽な感覚でRPAを導入してもらうことを目指している。「人間1人にロボ1台」が当たり前になる時代も間もなく到来するかもしれない。

CELF RPAの利用イメージ

 プログラミング不要の直感的な操作性にもこだわった。マウスのクリック操作、クリップボードのコピー、アプリケーションの切り替えといったアクションごとのブロックを、ドラッグ&ドロップで並び替えるだけで設定できる。

CELF RPAオプションの紹介動画

 作成できるロボットの種類は、データの一括チェック、照合・突き合わせなどを行う「チェックロボ」、伝票データをシステムに登録する「登録ロボ」、システムからデータを抽出して集計・分析をする「集計ロボ」、メール配信や受信したメールのデータ登録などを行う「対話ロボ」、複数のシステムを連携させる「つなぐロボ」など。

ロボットの作成は、CELFツール内の「ロボット」タブ内で行う。プログラミング知識は不要で、ドラッグ&ドロップで設定できる

 これを使えば「Excelファイル内の注文データを販売管理システムに転記する」「給与システムから給与明細ソフトへデータをアップロードし、その内容を社員へメールで配信する」「毎日特定のWebサイトから最新の為替レートをコピーして基幹システムのマスタに登録する」といったさまざまな作業を自動化できる。

 ロボットは人間と異なり、休みなく稼働し、処理スピードも速く、人為的ミスもないので品質のばらつきが少ない。また、利用できるシーンも総務・人事・経理などのバックオフィスだけでなく、営業、経営企画、管理職など幅広い。

 例えば税理士法人とどろき会計事務所は、CELF RPAで年末調整の電子申告化を実現。3人のスタッフが約3日間かけて行っていた500人規模の申告業務を、わずか9時間で完了させたという。外部SIerなどに頼ることなく、社内スタッフが現場主導で給与計算ソフトと電子申告ソフトのデータを連携させて実現した。

 上記のプロジェクトは、産休・育休を経て職場復帰したスタッフが中心となって進めたもの。現場の社員が労働環境の改善を自分事として考え、能動的に行動する上でRPAの存在は心強い。

“Excel業務のイライラ”もまとめて解決

 RPA導入には、「費用対効果」「技術的なハードルの高さ」に加え、もう一つの壁がある。それは、RPAで自動化すべき業務の洗い出しだ。ロボットに作業を代行させるには、業務手順を定型化する必要がある。この前段階の準備作業になかなか時間を取られてしまうケースは少なくない。

 CELF RPAはWebアプリ開発機能も搭載しているため、業務整理とシステム化、RPAでの自動化をワンストップで行える。アプリを作って業務をシステム化することで、普段Excelを使って行っている業務の煩わしさを軽減できる。

CELFの紹介動画

 Excel業務で感じるイライラとしてよくあるのが、複数ファイルのデータ集計、ファイルの紛失・破損といった問題。ローカル環境でファイル数が増えていくと、データの更新作業による手戻りも発生しかねない。

 そうしたExcel業務のイライラを解消するため、CELF RPAはクラウド上でデータの一元管理を実現。自社のデータを有効活用したいと考える企業にとっては、ローカルに散在するファイルを一元管理できるメリットは大きいだろう。

 例えば10年分のExcelファイルがあり、貴重なデータが入っていたとしても、そのファイルを1つ1つ手作業で開いてチェックするのは現実的ではない。部署や個人ごとに持っているデータを価値あるものに高めるためには、データ管理にも気を配る必要がある。

 また、CELF RPAで開発できるWebアプリの種類は、予算実績管理、見積・案件管理、交通申請・物品購入申請・出張申請といったワークフロー、店舗業務管理システムなど多岐にわたる。Excelと同じ操作感で、データの入力、集計作業などを行える。もちろん、基幹システムとの連携も可能だ。

Excel感覚でアプリを開発。利用者を指定してアプリを共有できる

 アプリ開発はExcelで帳票を作るような感覚でアプリの入力画面をカスタマイズできる。本来はプログラミングが必要なExcelマクロの動きを、RPAと同じくドラッグ&ドロップでアクションごとのブロックを並び替えて設定することで再現する。作ったアプリは利用者を指定して共有できるので、「顧客情報に関わるデータを扱うアプリは営業部門だけで共有する」といった使い方もできる。

現場主導の「働き方改革」推進を

SCSKの石澤貴明部長(流通・メディアシステム事業部門 流通システム第一事業本部 システム第二部)

 CELF RPAでは、アプリ開発もRPAロボット作成も情報システム部を介さず、現場主導で行えるのがミソだ。どのアプリやロボットの利用頻度が高いかなどもグラフで可視化されるので、どんどんアプリやロボットを量産し、使われていないものは削除するというサイクルを回していける。

 しかし、情報システム部がある企業では、システム担当者が管理できない“野良アプリ”や“野良ロボット”を問題視する向きもある。SCSKの石澤貴明部長(流通・メディアシステム事業部門 流通システム第一事業本部 システム第二部)は、こう話す。

SCSKの岡田一志課長(流通・メディアシステム事業部門 流通システム第一事業本部 システム第二部)

 「CELF RPAは現場の人たちが自分たちで働き方を改革できるアプリで、現場主導で業務を改善することを重視しています。2025年にはIT人材が43万人不足するといわれている。ガバナンスについてルールを設けながら、現場からのボトムアップで進めていかなくては働き方は変えられません」(石澤部長)

 日々のルーティンの中で「これがボトルネックになっている」と感じる作業がきっとあるはずだ。そこがRPAを始める第一歩。あなたの働き方改革のスタートといえるのではないだろうか。

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提供:SCSK株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2019年4月14日

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