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» 2019年08月29日 10時00分 公開

Oracle Partner Awards受賞パートナー企業特集:本格的なクラウド移行に向け新機能を徹底検証 少人数の情シス部門でもOracle Cloudを

[PR/ITmedia]
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 本特集では、日本オラクルが8月5日に発表した「Oracle Partner Awards 2019」受賞パートナー企業を4回に分けて紹介する。第1回は、Oracle全体のビジネスの成長に最も貢献した「Partner of the Year」を受賞した日鉄ソリューションズ、そして「Tokyo Region」賞を受賞したNECネクサソリューションズの取り組みを聞いた。

Oracle Cloudで新システムの構築・移行から、運用までをサポート

photo 日鉄ソリューションズの久保寺秀明氏(ITインフラソリューション事業本部 クラウドプラットフォーム事業部 オラクル推進部 プロフェッショナル)

 日鉄ソリューションズは、日本製鉄グループのユーザー系SI企業として、幅広い顧客にITコンサルティング、システムインテグレーションのサービスを提供している。多様なITビジネスを展開する中でも、Oracleに関しては長い歴史と豊富な実績がある。

 同社の久保寺秀明氏は、特に導入経験が多いOracle Databaseについて「新機能に対し、積極的に取り組んでいる」という。Oracle 7時代のOracle Parallel Serverやその後のOracle Real Application Clustersなど、新機能が登場した際にはいち早く検証し販売、構築につなげてきた。

 そんな日鉄ソリューションズは今回、Oracle全体のビジネスの成長に最も貢献したパートナーとして「Partner of the Year」の賞を獲得した。受賞につながった活動の1つが、データベースマシン「Oracle Exadata」を数多くの顧客に提供したことだ。同社は大手銀行や製造業企業にOracle Exadataを提供しており、豊富なノウハウがあるため、そのままでも高性能なExadataをさらに使いこなす提案ができるのだ。

 Exadataを活用して、既存の他社大規模データベースからOracleへの移行案件も数多く手掛けている。さらにオンプレミスでのExadata導入のみならず、Exadata Cloudの導入もサポートしている。

 もう1つ評価されたのが、機械学習を基に、データ管理のプロセスを自動化する「Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud」の活用だ。Oracle Cloudの強みの1つは信頼性の高いデータベースサービスがあること。とはいえ、その良さが十分に伝わっているとは限らない。例えばOracle Autonomous Data Warehouse Cloudの「チューニングなしで高い性能を発揮できる」というメリットは、実際に使わないとなかなか実感できない。

 そこで日鉄ソリューションズは、既に企業に数多く導入されているBIツール「Tableau」とOracle Autonomous Data Warehouse Cloudを組み合わせ、データ活用をすぐに実施できる環境を提案している。まずは使ってもらい、その良さを実感してもらうのだ。

photo 日鉄ソリューションズ 矢木覚氏(ITインフラソリューション事業本部 クラウドプラットフォーム事業部 オラクル推進部 エキスパート)

 「Oracle Cloud Managed Service Provider」の認定を国内で最初に取得し、積極的にOracle Cloudに取り組んでいることも高く評価された。日鉄ソリューションズの矢木覚氏は、Oracle Cloudはミッションクリティカルな用途に向いていると話す。オンプレミスにはミッションクリティカルシステムで実績のあるOracle Exadataがあり、その技術がOracle Autonomous Data Warehouse Cloudなどにも継承されている。「基幹系データベースのクラウドへのマイグレーションを考えると、Oracle Cloudにはかなり利点がある」(矢木氏)

 単に新たなシステムの構築やオンプレミスからの移行をサポートするだけでなく、日鉄ソリューションズはOracle Cloud導入後の運用に至るトータルなサポートを提供する。久保寺氏は新しく展開されているOracle Cloud Infrastructureは他のクラウド以上の性能、管理性がある」と強調する。

 「オンプレミスからクラウドに移行すると、IT環境の監視方法もこれまでとは変化する。またサブスクリプション型のライセンスに変わり、顧客への請求方法も変わる。これら全てを含む一貫したOracle Cloudのサービスを、日鉄ソリューションズは提供できる」という。同社はオンプレミスを含むハイブリッドな環境に対応し、顧客の要望に合わせた柔軟なマルチクラウドサービスをabsonne(アブソンヌ)ブランドで展開している。

東京リージョンを活用する本格的なクラウドへの移行をサポート

 19年5月にOracle Cloudの東京リージョンが開設され、年内には大阪リージョンの設置も予定されている。これでバックアップや災害対策などが国内で完結でき、既存のOracleユーザーの本格的なOracle Cloudへの移行が始まるだろう。日鉄ソリューションズはそういった企業の期待に応えていく。

 その際に「オンプレミスでは顧客の要望に沿った運用をわれわれパートナーが提供してきたが、クラウドではOracleがグローバルの一律のルールで運用する部分があるため、顧客の期待するサービスレベルを必ずしも満たせるとは限らない」と久保寺氏は語る。

 そのため定期的にOracle社ともコミュニケーションをとり、日本の顧客のOracle Cloudに対するきめ細かい要望をOracle社に伝え、密に連携して対処する。さらに日鉄ソリューションズが提供する次世代運用サービス「emerald」(エメラルド)を活用してもらうことで従来にもまして高品質なシステム運用が可能になる。

 また矢木氏は、サポート期間の長いOracle Database 19cへのアップグレードをいかに進めるかも重視している。Oracle Databaseは旧バージョンを長く利用するユーザーも多く、そういった顧客に最新のデータベースの特性を伝え、安心してバージョンアップしてもらいたい考えだ。

 それにより旧バージョンでは利用できなかった機能、性能を活用し、顧客のシステム安定性、さらにデジタルトランスフォーメーションに貢献してゆくことが使命だと語る。そのためにも、Oracle社のサポート体制の充実には期待しているという。

 


 

実績あるネットワークとOracle Cloud東京リージョンを連携

 もう1社、紹介する受賞企業は、中堅規模の企業にアウトソーシング、SI、プラットフォームのサービスを提供している、NECネクサソリューションズだ。基幹システムが求める信頼性の高い技術と最新技術を組み合わせてパッケージ化し、中堅規模の企業でも使いやすいサービスを展開している。現在はそれらを、SaaSやIaaSの領域にも広げている。

 NECネクサソリューションズは今回、Oracle Partner Awardsの「Tokyo Region」賞を獲得した。獲得理由の1つが、Oracleの東京リージョン開設に向け、フルマネージドのVPNサービス「Clovernet」と高速アクセスルーター「NEC UNIVERGE IXシリーズ」を組み合わせたネットワークサービスの整備に尽力したことだ。

photo NECネクサソリューションズの大広晃三氏(サービスソリューション推進部 マネージャー)

 同社の大広晃三氏は「東京リージョンの開設に合わせ、いち早くネットワークサービスをリリースした。SIだけでなくネットワークも含め提供できることが、大きな特徴だ」という。

 同社が提供するClovernetは、マルチキャリアに対応し、流通、製造など1000社以上に導入されている。顧客からは安価な点に加え、回線から運用、監視に至るまでをワンストップで提供できる点が評価されている。

 「Clovernetは従来、コストダウンを目的に採用されることが多かったが、最近はネットワークの活用、中でもクラウドとの連携のニーズが高くなっている」と大広氏。Oracle Cloudの東京リージョンができたことで、オンプレミスのOracleからクラウドへの移行との連携をネットワークも含めて提供してほしい企業が増えているのだ。

 Clovernetは、既にNECのクラウドや他のパブリッククラウドとの連携で実績がある。それをOracle Cloudに最適化させて新たに展開している。「1000社を超えるClovernet導入顧客の多くがOracleをオンプレミスで利用しており、今後はOracle Cloudと合わせて利用したいと考えている。

 それに応えられるネットワークサービスを、ワンストップで提供する」と大広氏。東京リージョンができても、最適なネットワークがなければ十分に活用できない。「どう接続すれば効率よくOracle Cloudを使えるのか、引き続きしっかり検証していく」という。

photo NECネクサソリューションズの伊藤克寛氏(サービスソリューション推進部 エキスパート)

 またNECネクサソリューションズはERPアプリケーションの導入経験も多く、「基幹系システムのクラウド化でも貢献できる」(同社の伊藤克寛氏)という。同氏はOracle Cloudはミッションクリティカルなシステムの基盤に向いていると評価する。既存のオンプレミスの仕組みを、そのままクラウドに持って行ける技術面のメリットも大きい。これにより、IT技術者が少ない中堅企業でも、手間をかけずクラウド化を進めやすくなるのだ。

 クラウドからのデータのダウンロードなどに別途費用がかかることもなく接続費用が安価な点、その上でIaaS基盤を安く使える点もOracle Cloudの優位性だ。そこにNECネクサソリューションズのノウハウを組み合わせ、信頼性の高いネットワークも一緒に提供する。「小売りや製造など、中堅企業でも多拠点でビジネスを行う企業はたくさんある。そういったところが拠点間でデータのやりとりをする場合も、Oracle Cloudとなら安価で安心な提案ができる」と大広氏は話す。

コストパフォーマンスに優れたOracle Cloudを導入しやすく

 今後はClovernetのインターネットVPNだけでなく、Oracle Cloudと専用線で接続するFastConnectも展開する計画。その際には中堅企業でも使いやすいようスモールスタートできる回線容量から始める予定だ。価格的にも導入しやすいものにして「コストパフォーマンスの良いものをパッケージ化して提供する」と大広氏。これにより、少人数で運用している情報システムにもOracle Cloudを導入しやすくする。

 運用を容易にし使いやすくするには、可視化が鍵になる。「ネットワークも基盤もソフトウェア定義型になる中、顧客は見える化を求めている。それができることが、使いやすいサービスにつながる」と伊藤氏。Oracleからよりオープンに情報が開示されることにも期待している。

 また「われわれがサポートするのはまずはIaaSやネットワーク接続部分になる。セキュリティやデータベース管理はなるべくOracleの自動化を活用し、データ活用などはユーザーと一緒に対応していく」と大広氏。PaaSのAutonomousの機能にも大きく期待しているという。

 さらに今後は、NECが持っている各種パッケージソフトウェアなどと、Oracle Cloudの基盤、NECネクサソリューションズのネットワークを含むSIをセットにすることも考えている。最適な組み合わせをあらかじめ検証し、パッケージ化してワンストップで提供する。例えばBIツールのMotion BoardとOracle Autonomous Data Warehouse Cloudを組み合わせて、AIなども使えるデータ活用ソリューションも考えられている。

 市場では、ネットワークとSIを別々に提供する場合が多い。NECネクサソリューションズであれば、SI視点でネットワークのカスタマイズもできる。その強みを生かし、さらなるOracle Cloud活用のソリューションを提案する。そのためにもOracleとは、さらに協業関係を密にしていくことになる。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2019年9月9日