とうとう現れたThinkPad史上最軽量フラグシップPC ニューノーマル時代に特化した機能を多数搭載

» 2021年06月16日 10時00分 公開
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 LenovoのPC「ThinkPad」シリーズは同社を代表するブランドだ。エントリーモデルからフラグシップまで豊富なラインアップを展開しており、本体のサイズもそれぞれに小さいものから大きいものまでほとんどそろっているが、唯一なかったのが“小さなフラグシップPC”だ。

 そこで登場したのが“ThinkPad史上最軽量”をうたう13型のクラムシェル型ノートPC「ThinkPad X1 Nano」だ。本体重量は1kgを切るがスペックが高く、持ち運ぶ機会の多いハイブリッドワークに適している。テレワークをする上で、どこにでも軽々持って行ける高性能PCはかなり重宝する逸材だ。

photo ThinkPad X1 Nano

ThinkPadシリーズ最新の小さなフラグシップ

 新型コロナウイルス感染症の流行に伴う外出自粛や移動制限をきっかけに、モバイルワーク、テレワーク、オフィスワークのハイブリッドな働き方が広がる中、持ち運びに便利な軽量ノートPCに対するニーズが高まっている。可搬性を重視したノートPCというと、従来は10〜12型のディスプレイを備えたB5サイズのノートPCが一般的だった。

 だがB5サイズのノートPCは画面もキーボードも小さいため、長時間にわたって入力作業を行うようなオフィスワークに向いているとはお世辞にも言えない。だからといってA4サイズのノートPCを選ぶと重量が1.5kg以上になり、持ち運ぶのが不便というジレンマがあった。

 そうした持ち運びの不便さを解消するだけでなく、どんな場所で作業をしても快適に利用できる新しいノートPCがX1 Nanoだ。

 X1 Nanoは1992年の登場以来、ビジネスノートPCとして世界中で支持されてきたThinkPadシリーズの中でも、伝統を色濃く受け継ぐ「X1」の名を冠したフラグシップモデルだ。新製品はハイブリッドワークの作業効率を意識したさまざまな機能・性能強化が図られているが、最大の特徴はなんといってもThinkPadシリーズ史上最軽量である点。重さは構成によって変わるが、最軽量モデルの場合はわずか907gしかない。

photo 「X1」はThinkPadシリーズの中でも高性能なフラグシップモデルにのみ与えられる(出典:レノボ・ジャパン)

 今回は、そんなThinkPad X1 Nanoの機能・性能、使用感をレポートする。

申し分のない機能と性能を実現

 X1 Nanoを箱から取り出して最初に感じたのは、やはり軽さだ。普段使っているB5サイズの2in1デバイスは重さが1.2kg程度で、ずっしり重たいという感覚がある。一方X1 Nanoは、ほぼA4サイズの29.28cm(幅)×20.77cm(奥行き)×1.67cm(高さ)という大きさであるにもかかわらず、片手でひょいと持ち上げられ、実際の重量差以上に軽いと感じる。

 本体を開いてみると、13型のディスプレイが上蓋いっぱいの幅まで広がっている。ディスプレイは2K(2160×1350ピクセル)、ノングレア加工(光沢なし)の液晶パネルを採用。非常に鮮明な発色の映像を映し出す。

 この2Kディスプレイは画面比率が16:10で、よくある16:9のディスプレイと比べて縦方向の表示領域が10%以上広い。数字上の差はわずかに見えるかもしれないが、縦に長いWebページやドキュメントを開くと、一度に表示できる情報量がずいぶん違うことが分かる。

photo 16:10の画面

 CPUは第11世代インテル® Core™ プロセッサ(コードネームTiger Lake)を採用。試用機には「Core i5 1130G7 1.8GHz」が搭載されていた。グラフィックエンジン「インテル® Iris® Xe グラフィックス」を内蔵しており、前世代の内蔵グラフィックエンジンに比べて2倍以上の性能を発揮。画像・映像処理やゲームにも対応する。ビジネスの場面で使うソフトはもちろん一通り快適に動くうえ、映像編集も簡単なものは問題なくできた。

 モバイルワーク、テレワークでは、ノートPCのバッテリー駆動時間も重要だ。実際に使ってみたところ、X1 Nanoのバッテリー駆動時間は8〜10時間程、充電時間はバッテリー容量ゼロから100%になるまで約70〜80分程度だ。充電はデータのやりとりもできるUSB-Type-Cポートで行う。

インテル® Evo™ プラットフォーム対応の安心感

 次に、ビジネス用途で気になる操作性について見てみよう。まず好感を持ったのがキーボードの打ちやすさだ。X1 Nanoでは、ThinkPadシリーズならではのキートップの中央がわずかにへこんだキーを採用しており指になじむ。キー配列は108日本語キーボードに準拠した88キーのフルサイズが採用されているので、違和感なくタイピングできる。

 キーボード中央にはThinkPad伝統のトラックポイントが配置されている他、キーボード手前に大型のタッチパッドも搭載。マウスの左右ボタンに相当するボタンもあるので、タッチパッドでの右クリック操作(2本指タップ)に不慣れな人にも使いやすい。

 タッチパッドの左側には「intel evo」と書かれたステッカーが貼られている。これはインテルが提唱する「インテル® Evo™ プラットフォーム」の要件を満たしたノートPCであることを意味するものだ。

photo 高性能PCであることを証明するステッカー

 インテル® Evo™ プラットフォームは、第11世代インテル® Core™ プロセッサを搭載していることの他に、8GB以上のマルチチャネルメモリ、256GB以上のPCIe/NVMe SSD、Thunderbolt 4対応のUSBポート、Wi-Fi 6ワイヤレスネットワークなどが必要など、厳しいシステム構成要件が定められている。このステッカーはこれらのシステム構成要件を全て満たすとともに、インテルとLenovoが共同で検証済みであることを示している。

 試用機のメモリにはLPDDR4X 8GB、ストレージにはWestern Digital PC SN530 NVMe SSD 256GBが搭載されていた。最大容量はメモリが16GB、ストレージが1TBだ。

 通信機能は、高速で混雑にも強いWi-Fi 6通信の他に、4G LTE/5G通信に対応したモデルも選択できる。家やオフィスではもちろん、サテライトオフィスや取引先など外出先でも、インターネット環境なしに仕事をするのはもはや不可能に近い。X1 NanoならWi-Fi 6の高速なデータ通信はもちろん、4G LTE/5Gモデルを選べばWi-Fiの電波が届かない場所や情報セキュリティ上の問題でフリーWi-Fiを使えない場面でも通信できて便利だ。

 5Gの通信エリアは現状、携帯キャリア各社の店舗や駅の周辺など限られた場所での提供にとどまっており、今すぐ役に立つというわけではない。しかし各社とも5G対応の通信プランを続々と投入している他、2021〜23年度中をめどに5G基地局を数万局規模まで増やす方針を明らかにするなど、エリア拡大に向けて動いている。ビジネスPCは数年間使い続けるものだと考えると、今後は外出先でも固定回線のような通信速度でネットワークに接続できるようになり、5G未対応のPCとの差がよりはっきり現れるだろう。

 もう一つ注目すべき機能が、X1 NanoのためにLenovoが新規開発した「広視野角人感センサー」だ。これはレーダー方式の人感センサーによりユーザーの位置や行動を広く検知する技術。これによりX1 Nanoは「ユーザーがPCに近づいただけで顔認証システムを立ち上げ、スムーズにログオンできる」「ユーザーが席を離れたら自動ですぐにPCをロック」「PCの前にいない間は画面をオフにしてバッテリーの消費を約8%減らす」といった機能を実現している。

photo (出典:レノボ・ジャパン)

 家で使っている間も、自動ログオンでスムーズに仕事を始められて便利だ。一方、他に人がいる場面でほんの少し席を離れたときに周囲から画面が見えない、消費電力を細かく削減してバッテリーの持続時間を長くするという意味では、サテライトオフィスなど出先での利用でも力を発揮する。細かいことだが、こういった小さな積み重ねが作業時のロスやストレスを軽減してくれる。

ビデオ会議を便利にする多様な機能

 テレワークの実施でビデオ会議をする機会が一気に増えたという人も多いだろう。X1 Nanoには、そんなビデオ会議の利便性を高める機能も数多く搭載している。

 とくに注目したいのが、ビデオ会議に必須のカメラだ。ディスプレイ上部に設置されているカメラの右側には「ThinkShutter」と呼ばれるレンズカバーがついている。ThinkShutterはカメラに物理的な蓋をすることで不用意な映り込みを防ぐというプライバシー保護機能として搭載している。

photo ThinkShutterを閉じれば、カメラには何も写らない

 スピーカーとマイクにもこだわりがある。キーボード上部の左右に配置されたスピーカーは映画館でも採用される音響規格「Dolby Atmos」に対応。非常にクリアな音質の立体音響を実現している。ノートPCにありがちな、小さいスピーカーが発するチープな音とは雲泥の差だ。ディスプレイの上部にはノイズキャンセル機能を備えた360度集音マイクを配置。複数人が参加する会議室の音声も確実に拾ってくれる。在宅勤務時にはヘッドセットを用いずにストレスなくWeb会議が行える。もちろん、オフィスワークで音漏れが気になる場合には、ヘッドセットの接続もできる。

 Web会議用の機能の中でも面白いのが、各種ビデオ会議ツールに対応したファンクションキーだ。一般的なPCでいうF10、F11キーに受話器のアイコンが書いてある。仕事中にWeb会議ツールの着信があった際にF10キーをワンタップするだけで通話を始められる。切るときはF11キーを押すだけでいい。カーソルを操作して通話開始にもたつくことがなく、スピーディーで便利だ。

photo F10キーを押せば通話開始、F11キーで終了

 ここまで試用レポートをお届けしたが、X1 Nanoはニューノーマル時代のハイブリッドワークにぴったりと言っても過言ではない仕上がりになっている。セキュリティ対策として、顔認証や指紋認証によるログオンや、セキュリティ・チップによるデータの暗号化にも対応。

 軽さ、性能、セキュリティの全ての面において欲しいものがそろっているX1 Nanoは、特に企業の経営層、部門長などのエグゼクティブにもぜひお勧めしたい1台だ。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2021年6月22日