特許庁は11月22日、AIを活用した画像検索技術を募るコンペティションを26日に始めると発表した。最も優秀な成績を収めたAIは表彰の上、特許庁の特許審査システムに搭載する。特許庁がAIに関するコンペティションを開催するのは初という。
参加者は、大量の画像の中から、お題となる商標画像と類似する画像を見つけ出すAI(予測モデル)を開発し、その精度を競う。学習に使うデータは特許庁が提供。参加資格は無く、個人でも団体でも参加できる。
特許庁は現在、商標審査にAIを活用した画像検索ツールを試験導入している。検索精度は一定の評価を得ているが、部分的に類似している画像の検索には改良の余地があるという。コンペティションの実施で、画像検索ツールの精度向上に加え、優れた技術やアイデアを持つ人材の発掘、イノベーションの促進なども期待する。
経産省、GitHubで民間から意見募集 AI巡る契約書などの見本作りで 「フィードバックを広く受ける」
「世界初」AI・IoTの特許審査基準をマンガで解説 特許庁の職員作「荒削りですが……」
特許庁、画像を初めて意匠登録 クラウド活用、センシング技術の発展見据え
富士通、化学構造式で検索できる特許検索サービス発売 「5日かかった検索業務を1日で」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR