激変するワークスタイル 変化を乗り切るためにインテル「Evo vProプラットフォーム」という確かな選択肢

» 2022年04月26日 10時00分 公開
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 新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以来、何度も耳にするようになった「ニューノーマル」──いわば新しい日常、新しい常識。しかし、この言葉が使われ始めた頃は、「日常生活における常識的な振る舞いの基準が変化していくこと」と認識していた人が多いのではないだろうか。

 実際、私たちの日常は大きく変化し、新しい行動様式に心も身体もなじんできている。新しい様式を模索した結果、生活や仕事に使う道具もまた、新たな行動様式に合わせて変化し始めている。それはもちろん、現代のナレッジワーカーにとって必要不可欠な道具であるPCにおいても同じ。プラットフォームの進化、そしてプラットフォームの上に構築された製品、そのいずれもが新しい時代に適合したものへと進化、変容している。

固まり始めた“新しいワークスタイル”

 言うまでもなく、この2年で私たちの働き方は大きく変化した。その変化を言葉にして並べてみると、実は新しいわけではなく、以前から提案されていたリモート環境での働き方や、リモートワークに使うソフトウェアやサービス、あるいはハードウェアなどの活用を進めただけと感じてしまう読者もいるかもしれない。

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 現在、多くの人たちが利用しているオンライン会議のシステム、あるいはフリーアドレスといったワークスタイルは、新型コロナウイルスの流行が始まる前から存在していた機能や考え方だ。

 ではニューノーマルで何が変わったのかといえば、それは技術や知識、仕事の進め方としてのリモートワークそのものではなく、その働き方をより多くの人が身をもって体験し、どのようなものかを知ったことだ。

 職場だけではなく、取引先なども含め、リモートワークとはどのようなものか。どのような道具が必要なのか。効率を高めるために、どのようなアプローチが必要なのか。

 業界、業種などによって事情は異なるかもしれないが、あらゆる労働者が何らかの影響を受けたことで実態が周知され、新しいワークスタイルが確立されてきた。しかしそれも2年を過ぎた今、新しいワークスタイルとして定着している。もはや“新しい”ではなく、現代の常識となったわけだ。

変わるビジネスPCへの要件

 少しばかり古い話になるが、ビジネスで使われるPCの要件はニューノーマル以前も時代に合わせて変化してきている。

 最もドラスチックだったのは、インテルがPCへのWi-Fi搭載とアクセスポイントの普及を急速に進めた2003年のことだ。この年を境に、PCはそれまで生産性が低かった“移動時間”というものをビジネスに活用できるようにする画期的な道具として広く使われるようになった。

 ところが重要なビジネス情報を扱うPCがオフィスの外に飛び立つようになると、今度は情報セキュリティ対策が求められるようになった。オフィスの外では物理的なPCの盗難の危険性もあり、また運用管理のリモート化も推進しなければならない。

 その後、業界はモバイルコンピューティングの自由度を高め、オフィス外での生産性を高めながらセキュリティや運用管理を高めるという相反の要求を達成するために、工夫を試行錯誤してきた。

 もちろん、ハードウェアだけで解決できる問題ではない。運用や業務システム全体の見直し、OSやアプリケーションの改良を重ねることで、現代的なシステムへと変化してきた。

ユーザーの生産性向上に寄与する「Evo」という存在

 仕事で使われるPCを語る上で、まずはユーザー側の視点に着目してみよう。持ち運びに適したノートPCを使う上で求められるスペックや機能といえば、何を思い浮かべるだろうか。

 インテルは高い処理性能や長いバッテリー駆動時間といった、どこでも快適に使える要件を満たしていることを示す「インテル Evo プラットフォーム」(以下、Evo)を用意している。電力効率、メディア処理性能、推論処理など、そのデバイスが“パワフルで薄型軽量なノートPC”として求められる高い基準をクリアしていることを証明するものだ。

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「vPro」は管理性、セキュリティを高める基礎となる

 一方でビジネスの観点から見れば、PCに求められるのは使い勝手だけではなく、管理性の高さやセキュリティなども重要になってくる。そこで仕事の現場で求められるパフォーマンスや安定性に加え、高度なセキュリティ機能や管理のしやすさといった要件を実現しているハードウェア基盤であることを示すのが「インテル vPro プラットフォーム」(以下、vPro)である。vProを搭載したPCを採用するということは、「その時代ごとにビジネスPCで必要とされる要件を満たすデバイスを選択している」ということを意味するといえるだろう。

 ビジネスで使われるPCを取り巻くソフトウェアや管理ツールは、このvProを前提として構築されていることが多く、企業のシステム担当者はvProを採用したデバイスであれば、安心して企業システムに導入できる。

 さらにvProは「インテル ハードウェア・シールド」と呼ばれる、ハードウェアレベルでのセキュリティ機能が不正なソフトウェアやサービスから、ビジネスPCの情報を守る仕組みも標準で組み込まれている。

 この機能はWindowsなどのOSよりもハードウェアに近い階層でシステムを保護するもので、コンピュータが起動するためのBIOS/ファームウェアと呼ばれる領域や、仮想マシンを動作させるスーパーバイザーなどの領域に対して防御を行える。

 またインテルが開発、搭載し続けてきた「インテル アクティブ・マネジメント・テクノロジー」(以下、インテル AMT)にも対応しているため、システム管理者は対応するPC向け管理ツールを用いてデバイス管理が容易に行える。インテル AMTはモバイル対応もされており、「インテル エンドポイント・マネジメント・アシスタント」(EMA)を通じて、オフィス外のPCも社内PCと同様に管理できるのも特徴だ。

 システム管理者にとって、vProを採用するPCを導入することは、その製品が企業システムにフィットしているかどうかを確認し、将来のアップデートにも追従していけるかどうかといった懸念を、まずは頭の中から追い出せることが利点だ。

「Evo」と「vPro」を生かす、適切なハードウェア

 すなわち、Evoを採用したノートPCがユーザー側の生産性向上という役割を果たすとするならば、vProは企業のIT担当者の負荷を下げ、その後の運用についての懸念を払拭できる信頼すべきブランドといえる。

 そして、その融合を果たした「インテル Evo vPro プラットフォーム」(以下、Evo vPro)は、ユーザー側と管理者側の双方にメリットがある最新世代のビジネスノートPCプラットフォームであることも保証される。昨今はフリーアドレスのオフィスや在宅勤務、あるいは遠隔地からのテレワークといったシチュエーションも増えている。Evo vProはそうした環境にも適したビジネスノートPCのハードウェア基盤ともいえるだろう。

 ここまで触れてきた話題の中で特に重要なポイントは、これらが全て“基盤”であることだ。実際の製品は基盤の上に構築される。いくら強固な基盤の上に構築されていても、設計が適切でなければ使いやすい道具とはならない。一昔前のデスクトップPCならまだしも、現代の主流であるノートPC、さらにはテレワークでのパフォーマンスも重視される昨今においては、内蔵するさまざまな機能などがPCメーカーの作りこみ、こだわりで製品ごとの大きな違いがもたらされる。

 例えば日本HPの「HP EliteBook 830 G8」は、モバイルPCの標準ともいえる広視野角の13.3インチ・フルHD液晶ディスプレイに、耐久性が高く、素材として安定したアルミ合金を削り出し加工した高精度なボディーを組み合わせた高品位モバイルPCのスタンダードモデルだ。

photo 日本HP「HP EliteBook 830 G8」

 アルミ合金の削り出し加工といえば、質感や美しさを想起するだろう。もちろん、そうしたモノとしての満足度の高さもあるが、ビジネスPCとして捉えると別の利点も見えてくる。

 加工精度の高さはディスプレイのヒンジ部分などの“合わせ”の具合に影響し、スッと軽い動作で確実に開閉できるスムーズさ。170度まで開けることで、対面する相手にも画面を見せることができるヒンジ構造ながら、しっかりとした動作感と剛性の高さは、素材の安定性と共に長期間の運用でもメカニカルなトラブルを最小限に抑えられる。

 広視野角のIPSディスプレイも、注目すべきはその輝度の高さ。画面全体の平均で400nits、ピーク時1000nitsという明るさは、室内では目がくらむほどだが、屋外など明るい場所での作業では、その視認性を大幅に高めてくれる。

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 さらにはスマートな外観を持つアルミ合金のボディーに、さりげなくWi-Fi 6、LTE-Advancedモデムのアンテナを盛り込んでいるところも見逃せない。

 スペック面においても、最新の「第11世代インテル Core プロセッサ」を採用しており、従来の「第10世代インテル Core プロセッサ」に比べてパフォーマンスも大幅に向上している。

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 こうした基本的な部分での素性の良さに加え、長年、企業のシステムを支えてきたHPのノウハウが、Evo vProという基盤に載せられている。

“世界で一番安全なビジネスPC”とは

 記事の前半ではEvoやvPro、そしてEvo vProが持つ基本的な要素について言及したが、もっとも重要なことは”プラットフォームの上に何を建てつけているか”だ。

 ご存じの通り、HPは世界でも有数なビジネスPCブランドの一つ。多くの顧客の求めるさまざまな声に対して、常に最新の技術で応えてきた。

 HPは自身のPCを“世界で一番安全なビジネスPC”と表現しているが、そこには確たる理由、背景となる技術とノウハウがある。

 HPのコンピュータにおけるセキュリティの基本的な考え方は「未知の脅威、攻撃に対しても最小限のダメージに抑え、正常な状態に速やかに復元する」というものだ。攻撃に対して防御を高めることは重要だが、どれほど防御壁を高くしたとしても、それを乗り越えてくる新しい攻撃、脅威があれば耐えられない事態が発生する可能性はある。

 そこで防御を固めつつも、防御が突破された時のことを考える。HPはこれを“レジリエンス型のセキュリティ対策”と呼んでいる。レジリエンスとは“自己回復”のことで、知らぬ間に侵入してきた脅威を探知し、適応的に対応。復旧までを行う機能を組み込むことで被害を最小限にとどめ、PCが使えなくなる時間(ダウンタイム)を最小限に抑える。

 ではどのようにして自己回復を実現しているのか。HPは実に多様な手法を組み合わせ、常に進化させ続けている。

 例えばディープラーニングにより異常な振る舞いを検出し、ファームウェアレベルで検出から復元までの機能を組み込み、OSレベルでも監視、復元。さらにブラウザレベルのマルウェア検出はもちろん、ディスプレイののぞき見対策まで実に多様であり、さらに常に新しいアップデートが盛り込まれている。

 つまり、日本HPとvProで実現されるセキュリティ機能は補完関係にあり、両者で強力なセキュリティ対策として有効に働くだろう。

 これらはダウンタイムの時間を短縮することにもなる。テレワークが当たり前の昨今、内蔵Webカメラの画質やマイクの音質などにも注目が集まっているが、システム全体を見渡す管理者の視点でいえば、オフィス外にも分散するPC端末が”ヘルシーな状態”であることがより重要視される。自己回復という考え方は、テレワーク時代には必須の思想といえるのではないだろうか。

 日本HPはデスクトップPC、ワークステーション、POSシステムまで、豊富なvPro準拠のラインアップを取りそろえている。あらゆるビジネスユーザーのニーズに応えられるだろう。

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 Evo vProによって、IT管理者とユーザーの双方にメリットがある“仕事用マシン”が実現されることになる。これからのニューノーマルな働き方に合ったモバイルビジネスPCの選定や、IT環境の構築といった施策に課題を抱えているのであれば、Evo vProを採用したビジネスPCを取りそろえる日本HPに相談してみてはいかがだろうか。

 “レジリエンス型”のセキュリティが、想像以上に進化していることを実感できるはずだ。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2022年5月14日