満足度の高い経費精算ツール 「マネーフォワード クラウド経費」を抑えて1位になったのは？【2022年5月版】

[佐々木千之，ITmedia]

　手間がかかり月末に回しがちな経費精算に関連する作業を、簡単で手軽に、かつ金額の計算ミスもなくせる経費精算ツール。ユーザー満足度の高い経費精算ツールはどれ？　IT製品レビューサイト「ITreview」によると、1位は「クラウド経費精算 freee」だった。以下、2位「マネーフォワード クラウド経費」、3位「経費精算システム eKeihi」と続いた。

クラウド経費精算 freee会計イメージ（公式サイトより）

　クラウド経費精算 freeeはフリー社が提供するERP型のクラウド会計ソフト。経理担当者と従業員が携わる経費精算業務の負担を軽減し、効率化できる。領収書をスマホで撮影していくつかの項目を入力するだけで申請が完了する。承認作業はアップロードされた領収書と申請内容を確認しながらでき、承認ステータスも一覧で表示できるので承認漏れを防止できる。承認された経費は、1クリックで会計ソフトに登録可能だ。

　領収書をまとめて撮影しておき空き時間で経費精算することや、承認もiOSアプリでできるので、ちょっとした隙間時間に経費精算・承認作業が行える。ITreviewでは中小企業ユーザーの満足度がより高い傾向がある。

　ITreviewでのレビューの総合満足度は5点満点中4.0点で、特に「経費の入力、申請」への評価が4.5点、「申請内容の確認と承認」への評価が4.5点、「レシート／領収書のモバイルデバイス撮影」への評価が4.4点とそれぞれ高かった。

　ユーザーからは「（スマホ）アプリがあり、レシートを受け取ったらすぐ写真を撮って読み込めるので経費の申請忘れがなくなった」「どこにいてもオンラインで経費精算ができる」「UIが分かりやすい。必要な機能が一つにまとまっていて、一括管理できる」といった声が上がっている。

クラウド経費精算 freeeに寄せられたレビュー

クラウド経費精算 freeeに寄せられたレビュー

クラウド経費精算 freeeに寄せられたレビュー

　2位のマネーフォワード クラウド経費は、マネーフォワード社によるクラウド型経費精算システム。カード明細や交通系ICカードの自動読取、レシート入力の自動化などにおいて、手入力を徹底的に排除できる。3位の経費精算システム eKeihiは、イージーソフト社が提供する、国内導入社が8年連続No.1、64万ユーザーを抱える旅費・経費精算システム。

　本ランキングは、ITreviewの「経費精算」メインカテゴリーで10件以上のレビューを獲得しているサービスの中から、満足度順で編集部で集計した。

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