「求めるのは、AWS活用の最適解」 CTCとMEGAZONEのトップエンジニアが導くクラウドジャーニーの歩み方

» 2022年08月26日 10時00分 公開
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 企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでいる。従来の業務を効率化する、新規事業に取り組むといった過去にない価値を生む変革を起こすには、いくつかポイントがある。

 特に重要なのが変革の基盤になるクラウドの活用だ。中でもパブリッククラウドサービスは、その使い勝手の良さから導入が進んでいる。旧来的なオンプレミスのITインフラにない柔軟性や迅速性を持ち、運用負荷も軽減できる上、コストの最適化も期待できる。DXを進めるに当たっても、試行を素早く繰り返しながら新しいビジネスや価値を追い求めるためには、もはやクラウドは欠かせないITインフラになった。

 そうしたクラウドのうち、ビジネスのスピードを重視する企業から高い支持を集めるのがアマゾン ウェブ サービス(AWS:Amazon Web Services)だ。サービス開始当初はスタートアップや先進的な企業での採用が多かった印象だが、いまではさまざまな業種・規模の企業が当たり前に導入している。企業によっては全ての社内システムをAWSへ移行したり、不具合が許されないミッションクリティカルな基幹系システムをAWS上に構築したりと、活用の幅がますます広がっている。

 その一方で、全てをクラウドに移行すればいいかというと、そう単純な話ではない。既存のオンプレ環境との整合性を取ったり、管理面での課題に対処したりといった懸案事項が残る企業もある。

 そこで今回はAWS活用を成功に導くヒントを、AWSパートナーネットワーク(APN)の「プレミアティアサービスパートナー」である2社に聞いた。話を聞いたのは、企業のAWS活用を10年以上サポートしてきた伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と、アジア太平洋地域でAWSの「パートナー・オブ・ザ・イヤー」を2年連続で受賞した韓国のMegazoneCloudだ。

AWS活用が当たり前に 管理しやすく、参考情報も豊富

photo CTCの古川英一さん(クラウドパートナー営業推進部 エキスパートエンジニア)

 「いまやAWSを使うのは当たり前になってきました。従来は一部の部門やプロジェクトでの活用が多かったですが、最近は全社的にAWSに移行する段階に進む企業が増えています。そこでお客さまが求めるのは、会社全体でクラウドを実際に活用するための最適解です。『導入の仕方』といった初歩ではなく、どう使いこなしていくかという『次のフェーズ』に入ってきた印象です」――企業のクラウド活用についてこう話すのは、CTCの古川英一さん(クラウドパートナー営業推進部 エキスパートエンジニア)だ。

photo MegazoneCloudの朴 相昱(パク サンウク)さん(Vice President, CTO(Chief Technology Officer))

 AWSはインフラとして強力で、インフラエンジニアが管理しやすいクラウドだとMegazoneCloudの朴 相昱(パク サンウク)さん(Vice President, CTO(Chief Technology Officer)) は評価する。マネージドサービスも豊富で、頻繁にアップデートを繰り返して最新の技術を活用できるのも特長だ。また世界的に多数の実績があるからこそ、活用事例や技術指南の情報がそろっているため、これから本格的にクラウドを活用しようと考える企業にも適している。

本格的なクラウド活用で浮上する課題

photo CTCの高橋繁義さん(クラウドパートナー営業推進部 エキスパートエンジニア)

 実際にクラウド活用を進める際は、小規模なプロジェクトから始め、そのメリットを確認した上で大規模なシステム移行や全社的な活用に乗り出すケースが多い。しかし、いざ本格導入を進めていくといくつかの課題に直面することがあると、CTCの高橋繁義さん(クラウドパートナー営業推進部 エキスパートエンジニア)は指摘する。

 その課題の一つがコストだ。クラウドの全社利用を始めると急速にさまざまな事業や部門で活用するため、社内のAWSアカウント数が増える。これによりアカウントの管理作業が煩雑になり、コストの全体像を把握しづらくなるケースがある。このような全社横断でのマルチアカウント環境をどう統制するかがAWSの管理者の頭を悩ませる。

 今後、複数のサービスを併用するマルチクラウド環境の普及や、オンプレミス環境との連携が増々進んでいく。クラウドは手軽に使い始められる一方で、大規模な環境に適用するよう運用していくには高度なノウハウや経験、優れたツールの活用が欠かせないといえる。

CTCとMegazoneCloudが「クラウドジャーニー」を強力に支援する

 そこでCTCは、長らく蓄積してきたオンプレミスのITインフラに関する知見とAWS活用の経験を生かして、クラウドインテグレーションの領域で信頼性の高いサービスを提供する必要があると考えた。それに向けた取り組みとしては、例えば現在約7000人いるエンジニアのうち、1000人以上がAWSの認定資格を取得して知識の拡充を進めるといったものだ。

 そうした施策の頂点が、アジア各国で豊富な実績を持つクラウドイノベーターであるMegazoneCloudとの戦略的パートナーシップだ。両社の知見を合わせることで日本企業の「クラウドジャーニー」(クラウド活用の道筋)を確実に支援できる体制を整えた。

 「MegazoneCloudはAWSパートナーとしてはアジアでも有数で、その知見は貴重です。また私は生粋のエンジニアですが、MegazoneCloudのツールを使うと、そのツールの出来栄えが桁違いで技術力の高さに驚かされました」(高橋さん)

 「MegazoneCloudのソリューションはマルチクラウドに対応し、コスト最適化や運用自動化などクラウド活用をサポートします。今後、企業のITはハイブリッドクラウドやマルチクラウドが広まっていくでしょう。CTCとMegazoneCloudのノウハウを融合することで課題解決を後押しするなど、多様なクラウド活用を強力に支援できます」(朴さん)

「マルチアカウント環境でより柔軟にコスト管理をしたい」との声 実現方法は?

 CTCとMegazoneCloudがタッグを組むことで生まれるメリットは計り知れない。ここでは、ユーザー企業への貢献度が大きいセルフマネジメントツール「Hyper Billing」を取り上げる。これはMegazoneCloudが開発し、CTCが提供している。

 AWSの本格運用を全社的に始めると、必然的にマルチアカウント環境が出来上がる。ここでの課題は、コスト(利用料金)が見えづらくなる点だ。各事業部門のオーナーは自組織のコストを把握できるが、複数の事業部門をまたがって横断的に管理するのは難しい。

 AWSの場合はサービスのアップデートなどで利用料が変化しやすく、表計算ソフトなど単純なツールでは対応しきれないことも多い。AWS標準の管理ツールもあるが、全体を確認できる管理アカウント以外では、部門横断的なプロジェクトのコストを管理しづらい。コストの増減を機微に捉えたり、その要因を分析したりするのは困難だ。

 そんなとき、Hyper Billingが役に立つ。Hyper Billingは複数のAWSアカウントのコストをまとめて管理できるツールで、BIツールのような分析機能もある。AWSの利用料をリソースID単位まで細分化できるので、コスト増加の要因を特定したり、削減計画を立てたりできる。

 「AWS自体もさまざまなコスト削減の方法を用意していますが、MegazoneCloudのHyper Billingは優れた管理ツールなので、コスト圧縮に貢献できます。そして、そうしたコストの課題を根本から解決するためには、伴走的なサポートサービスが欠かせません。そこをCTCが支援することで、本当の意味でのコスト最適化を果たすことができます」(高橋さん)

photo Hyper Billingの使用イメージ

複雑なマルチアカウント環境の管理も一括サポート

 マルチアカウント環境ではコストも課題だが、複数のアカウントを管理するのも大変だ。特にAWSはクラウドジャーニーのステージが上がっていくと、当初の利用計画以上にアカウントが作成されていることもある。きちんとしたアカウント統制は、情報セキュリティ対策やコンプライアンスの維持にもつながるため重要だ。

 AWSには複数のアカウントを管理するサービス「AWS Organizations」や統制するサービス「AWS Control Tower」がある。これを使えば、アカウントをグループ化してセキュリティポリシーを適用する、請求を一元化するといったマルチアカウント管理を実現できる。これにCTCのノウハウを追加して、より適したセキュリティ・ガバナンス設計を支援できるようなサポート体制を用意していると古川さんは説明する。

 さらにCTCでは顧客のクラウド運用を支援すべく、MegazoneCloudのマルチクラウド管理ソリューション「SpaceONE」の国内展開を検討している。

企業の“クラウド活用の旅”を一緒に歩むパートナーになる

 企業はいま、さまざまな課題を乗り越えながら“クラウド活用の旅”(クラウドジャーニー)を懸命に進んでいる。既にクラウドの活用は当たり前の風景になり、今後はオンプレミスのIT環境と連携するハイブリッドクラウドや、マルチクラウドが広がっていくと古川さんは見込んでいる。

 そうしたとき、各企業が自社のビジネスや体制に合ったクラウドの活用方法を見いだしていくことが重要になる。そんなとき、自社のクラウドジャーニーを一緒に歩んでくれる経験豊富なパートナーがいれば、こんなに心強いことはない。

 「CTCとMegazoneCloudは共同で新技術の活用や新サービスの開発に取り組んで、一層のコスト最適化や運用負荷軽減を実現していきます。CTCはオンプレミスや大規模環境の経験が豊富で、私たちはクラウドネイティブな技術やソリューションを得意としています。こうした互いの強みを生かして融合することで、日本企業のクラウド活用を強力に支援していきます」(朴さん)

 これまで日本企業に向き合ってきたCTCは、顧客のニーズを熟知している。そしてアジアでトップクラスのAWSパートナーであるMegazoneCloudは高い技術を持っている。この両社がサポートしてくれる機会を逃すわけにはいかない。AWSを導入したい、クラウド活用を進めたいといった企業はぜひCTCに相談してほしい。確かな支援で課題を解決し、クラウド活用を成功に導いてくれるはずだ。

photo 左からMegazoneCloudの朴さん、CTCの古川さん、高橋さん

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提供:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、MEGAZONE株式会社
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