「今の仕事はやりがいしかない」――未経験でもDX人材に 就業支援も行うリスキリングプログラムとは

» 2022年12月01日 10時00分 公開
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 デジタル化やDXが海外と比べて遅れている日本。特にこうした領域に携わる人材の不足は深刻で、経済産業省の発表によると2030年までに最大79万人のIT人材が不足するといわれています。

 こうした中、ITやDXに携わる人材の育成に向けた取り組みとして関心を集めているのがリスキリングです。岸田文雄首相もリスキリングに5年で1兆円の投資を表明するなど、その注目度は高まりつつあります。

 自身のキャリアやスキルアップに向け、未経験でIT業界に挑戦する人は少なくありません。しかし専門性が要求されるIT業界に飛び込むには、ある程度の知識やスキルが必要なことも事実です。そこで役立つのが、未経験でもDXスキルを習得できる人材育成プログラム「Pathfinder」(パスファインダー)です。

photo 「Pathfinder」公式Webサイトより

未経験でも現場で通用する知見・スキルを獲得

 Pathfinderとは、2018年に米国でSalesforce社とDeloitte社が共同でスタートしたDX人材の育成プログラムです。約5カ月かけて受講者は、CRM(顧客管理)のビジネススキルとCRMプラットフォームであるSalesforceの基礎スキルを学びます。日本国内では21年に開始し、現在は3期生を募集中。1期目は約100人、2期目は約500人が受講しました。

 プログラムは、Salesforce認定アドミニストレーター(管理者)資格を目指すPhase1、実務に近い形で総合演習を行うPhase2、新たなキャリアや就業に向けたサポートを得るPhase3で構成されています。受講生はこれらを全てオンラインで学習でき、トレーニング費は無償、資格受験費用は半額ほど補助されます。

 IT業界の経験や知識がゼロでも、受講者が実務の現場で通用する知識やスキルを獲得できる点が特徴で、学歴や年齢は不問。プログラム修了後は、Salesforce社のパートナー企業やユーザー企業に入社し、システム導入や運用、カスタマーサクセスに携わったり、Salesforceのユーザー企業でシステム管理者として働いたりといったその後のキャリアにもつながるよう支援します。

photo Salesforceのトレーニングや資格試験、就業支援まで一気通貫で行います(Pathfinder公式Webサイトより)

 では、実際のプログラム内容や受講生の勉強への取り組み方、キャリアの方向性はどういったものでしょうか。Pathfinderを受講し、新たなキャリアを歩んでいる神矢大樹さん、そして、現在(22年11月時点)プログラムを受講中の武田佳苗さんに話を聞きました。

Salesforceの経験を生かし、DX人材としてキャリアアップ

 Pathfinder1期生の神矢さんは、新卒で入社した通信会社で営業管理や業務改善の仕事に従事。普段の業務でSalesforceを利用する中、もっと使いこなしたいと思うようになったのがPathfinderを受講したきっかけでした。プログラム修了後は大手コンサルティングファームに転職し、Salesforceの導入支援を行う他、企業の課題解決に向けたコンサルティングを行っています。

photo Pathfinder1期生の神矢大樹さん。前職の通信会社を経て、現在はコンサルティングファームに転職し、ITコンサルタントとして企業の課題解決をサポート

――前職でのお仕事について教えてください。

 通信会社で営業の業務管理や企画、業務改善などを行っていました。これからのビジネスでITは必須のものになると考えたのが、同社に入った動機です。大学院で化学が専門だったのでメーカーの研究職という選択肢もありましたが、さまざまな業種や人と関わる仕事の方が好きだったということもあり、前職を選びました。

――Pathfinderを知ったきっかけ、受講の決め手は何だったのでしょうか。

 前職でSalesforceのユーザーとして業務の見える化に取り組む中、もっと使い方を知ればビジネスに活用できるのではないかと感じるようになりました。そんなとき、同僚からの紹介で知ったのがPathfinderでした。セールスフォース・ジャパンとデロイト トーマツ コンサルティングの共同プログラムで安心感があり、無償で受講できることも大きなメリットでした。

――実際に受講してみて、Pathfinderの魅力、良かった点はどんなところでしょうか。

 1つ目はインプットだけでなくアウトプットできる機会が多く、実践のイメージが具体的に湧いたことです。インプットだけでは学んだことをどのように実際の仕事に役立てていくのか、どうしても想像しづらい部分があります。もともと業務でSalesforceを使っていたということもありますが、講義を受けていくうちに現場での考え方や業務整理の仕方が明確になり、操作方法から実際の活用方法までつながっていく感覚を得られました。

 2つ目は、サポート体制が充実していたことです。Salesforceの実践の場は複数のやり方があって答えが1つではありません。自分の考えに自信が持てないときに、プロの目線から意見をいただけて非常に助かりました。

 3つ目はさまざまなバックグラウンドの方々と一緒に勉強できたことです。自分も皆に置いていかれないように頑張ろうと励まされました。

――プログラムを受講する中で大変だったことはありますか。

 Phase2の総合演習には苦労し、正直心が折れそうになりました。Phase1は試験に合格するという目標が明確にありますが、Phase2は難易度も高く自由度が増えたこともあり、どこまでできたら十分なのか迷ってしまうこともありました。ただ一緒に参加している仲間たちもいましたし、Salesforceのエンジニアによる手厚いサポートもあったので乗り越えることができました。

――現在の会社に入社した経緯を教えてください。

 Phase2の修了前後から、学んだことを生かしてSalesforceを活用してお客様のDXを推進する側になりたいという思いが出てきたため、転職活動をすることにしました。そこでPathfinderの就業サポートを受けながら、SIerやコンサルティングファームへの転職を検討していきました。現在の会社は、どの業界・業種でも役立つビジネスの基礎力を身に付けられそうな点が決め手となりました。

――現在の業務でPathfinderはどんな場面で役立っているでしょうか。

 何から何まで役に立っています。特にクライアントワークの中では、Salesforceの技術はもちろん、Phase2で学んだ要件定義やドキュメント整理の方法なども活用しています。

 仕事観も大きく変わり、特にDXの重要性を痛感するようになりました。ビジネスを俯瞰し、より大きな世界観で変革に取り組んでいく必要があると思うようになりました。前職でも日々良い方向に進化していくことは意識していましたが、今思えば、それは小さな枠の中での変化でしかありませんでした。

 業務に合わせてシステムを導入・活用するのではなく、システムとビジネスの良いところを掛け合わせて新たなやり方を構築していく、というDXに必要な心構えが得られたのは、やはりPathfinderのおかげだと思っています。

――現職にやりがいを感じられていますか。

 むしろ、やりがいしかありません。クライアントから「業務が改善して楽になった」「新しいことを始めることができた」といった声をいただいたときは特にうれしいですね。ITを通じてビジネスが良い方向に変わったと実感できることに、何よりもやりがいを感じます。

「このチャンスを逃してしまったら、一生ない」という思いが挑戦を後押し

 続いては、2期生としてPathfinderを受講中の武田佳苗さん。大学卒業後に大阪府内の広告代理店に就職し、クライアント企業に向けた販促企画の立案、市場調査などマーケティング業務に従事していました。結婚を機に、子育てに専念すべく退職。子どもが小学生になり時間の余裕が生まれたことで、Pathfinderを活用した再就職を決意しました。

photo Pathfinder2期生の武田佳苗さん。広告代理店に就職後、結婚を機に退職。プログラムを通して、新たなキャリアを開拓中

――IT業界に興味を持ったきっかけを教えてください。

 注目の業界であり、リモートワークがしやすく、子どもの近くで働けるイメージがありました。高校生のときに独学でWebサイトを作ってみた経験があり、またチャレンジしてみようと思えたのも大きかったです。ITへの苦手意識はそこまでありませんでした。

――Pathfinderを知ったきっかけ、受講の決め手は何でしょうか。

 女性の再就職支援を手掛けるWaris社からの紹介で知りました。会社を辞めて10年程のブランクがあるので、いきなりどこかの会社に飛び込むのではなく、まず研修を受けられるという点が魅力でした。オンラインで自分の好きなときに勉強できるのもありがたかったです。

――未経験の業界へ飛び込むのに不安はありませんでしたか。

 不安はすごくありました。Pathfinderへ申し込む決め手になったのは、子育てのブランクを経て再就職されたという1期生の方のインタビュー記事を読んだことでした。研修内容も自分の求めているものに合っていましたし、学習から就業まで一貫してサポートしてもらえるプログラムだったので、このチャンスを逃してしまったら、一生やりがいのある仕事に就けないのでは、と感じました。

――Pathfinderの魅力、良かった点はどんなことでしょうか。

 資格を取得しても、どのようにして就職につなげていけば良いのか分からなかったので、就業までサポートしていただける点はとてもありがたいです。また、無償とは思えないほどサポート体制が充実していることもポイントでした。Salesforceの機能については「Trailhead」(トレイルヘッド)というオンライン学習サービスで勉強を進めていきますが、PathfinderではWeekly講義でカリキュラムに沿った予習・復習も行います。授業はチャットやQ&A機能を使った双方向型で、他の受講者の質問からも気付きを得ることも多いです。

 仲間と助けあいながら学習を進めていける点もよかったです。Slackを使って分からないことを質問すると、Salesforceのエンジニアだけでなく、他の受講生からもコメントをもらえることがあります。Slackの雑談チャンネルには、皆の不安な気持ちや熱い思いなどが書き込まれており、勉強を頑張っているのは自分1人だけじゃないんだと勇気付けられました。

――現在も受講中ですが、特に大変だったことはありますか。

 レベルが高いプログラムであることは最初から想定していました。ただ、学習につまずいたときも自分で解決できるような工夫が多くあるので、何とかやれています。模擬試験で思ったよりも点数が出なかったときはプレッシャーと焦りを感じましたが、そのときにも、サポーターの方に相談できる「学習相談室」という仕組みを通して学習方針について具体的なアドバイスをいただけたので、対策を練ることができました。

――プライベートと学習はどのように両立していましたか。

 プログラムが始まった最初の1カ月は子どもの夏休みだったので、朝早く起きて勉強したり、すきま時間にアプリやe-Learningを使って予習・復習を進めたりしていました。モチベーションにつながったのは、子どもたちに学ぶ楽しさを伝えたいという気持ちでした。私が勉強する姿を子どもに見せることで、勉強をすることで世界が広がったり、社会に貢献できたりするんだよ、ということを伝えていきたいですね。

――今後イメージしているキャリアパスを教えてください。

 今のところはこのまま勉強を続けて、Pathfinderで身につけた知識、スキルを生かしてSalesforceのパートナー企業に就職したいと考えています。そこで経験を積みながら、自分の適性を見て、より高度な業務にも挑戦し、今後はITを通して社会に貢献していきたいと考えています。

Pathfinder第3期生を募集中

 これまでPathfinder卒業生の就職希望者のうち、約6割がネクストキャリアへ進んでいます。Pathfinder3期目の募集は23年1月16日まで。応募前にレベル感を把握できるお試し受講も提供されています。

 Salesforce社は今後、Pathfinder卒業後も継続的なエンゲージメントプログラムの導入についても検討しており、キャリアアップやキャリアチェンジを目指す人にとってますます魅力的なプログラムになっていくでしょう。IT業界への挑戦やDX人材に向けたリスキリングに興味のある方は、ぜひ受講を検討してみてはいかがでしょうか。

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