ここ数カ月、画像生成AIが広く注目を集めている。自動で欲しい写真素材やイラストを合成できる上、上手に扱えば、工夫次第でクオリティーを上げることもでき、やりこみ要素もあって触るだけでも楽しい。
AIにもさまざまあるが、本連載では面白いAI、癖のあるAIを紹介する。ぜひとも使ってAIが得意なことや、その裏に見える将来の可能性、人間にも負けないちょっとした恐ろしさなどを、感じとってほしい。
バーチャルYouTuber事業を展開するPictoria(東京都中央区)は、バーチャルYouTuberとして活動するAI「紡ネン」を公開している。紡ネンはTwitterのリプライやYouTubeのコメント欄から言葉を学習していく。
特徴的なのは、AIだからこそできる超長時間配信だ。YouTubeの仕様上、アーカイブ動画が残っていないが、240時間連続で配信することもある。
配信の内容は、視聴者のコメントを分析して個別に「Hot」または「Chill」の評価を付与するというもの。評価結果をもとに「感情グラフ」を作り、感情次第で表情が変わるとしている。まれにコメントに対して言葉を返すこともある。視聴者は、自分のコメントに対する紡ネンの反応を楽しめる。
Twitterでは毎日午前9時ごろから午後9時ごろまで活動している。リプライしてみてAIを育てる体験をしてみるのもおすすめだ。
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