2025年に慌てない! Windows 10サポート終了を見据えた、情シスの“賢い”ビジネスPCの選び方

» 2023年06月30日 10時00分 公開
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 Windows 10のサポート終了がいよいよ2025年10月14日に迫っている。現在はどのメーカーもダウングレードしたWindows 10搭載モデルのPCを販売しているが、2024年4月からは最新OSであるWindows 11搭載モデルのみの販売になる。

「サポート終了までまだ2年以上ある」と考える人も多いだろうが、実は企業がビジネスPCを買い替えるタイムリミットは目前に迫っている。IT部門の担当者はすぐにでも検討に入った方がいい状況だ。その理由を解説していきたい。

Windows 11への切り替えは今すぐ始めるべき

 サポートが終了したOSには、当然ながら更新プログラムが配布されなくなる。そのため、新規のWindows 10のバグが見つかっても修正されず、セキュリティ機能もアップデートも停止し、新たな手法のサイバー攻撃やウイルス、脆弱性への対応ができなくなる可能性がある。

 また、Windows 11はWindows 10のアプリのほとんどが動作するとされているが、今後、PC周辺機器のメーカーやソフトウェアベンダーは最新のOSに合わせてプロダクトを開発するため、最新のバージョンが利用できなくなる可能性が残る。最新のデバイスやソフトウェアと連携できなくなったビジネスPCを使い続けることは、大きなセキュリティリスクとなるだけでなく、従業員のパフォーマンスも下げることになってしまうのだ。

 では、いつからPCを買い替える準備を始めればいいのか。答えは「今すぐ」だ。Windows 10のサービス終了間際に慌てて発注した場合、駆け込み需要による品薄や納品遅延に巻き込まれる可能性がある。GIGAスクール構想による学習用端末の買い替え需要が2024年に高まるという予測もある上に、再び半導体不足などが起こった場合には何カ月もPCの納品を待ち続けるという状況にもなりかねない。

Windows 11がハイブリッドワークを加速させ、IT部門の負担を軽減する

 Windows 11に切り替えるべき理由は、「サポートが終了したOSを使い続けてはいけない」という消極的なものだけではない。リスクを回避するだけにとどまらず、IT部門の日ごろの業務負担を軽減させ、従業員のパフォーマンスとハイブリッドワーク環境を向上する効果もある。

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 IT部門にとって大きなメリットといえるのが、新しいPCのキッティングや日ごろの従業員からの問い合わせ対応が省力化できることだ。例えばWindows 11の導入を機に、クラウド経由でPCのセットアップが可能になる「Windows Autopilot」機能を活用すれば、従来のようにマスターイメージを作成、検証したうえで複数のPCに展開する作業が簡略化できる。また、既存のPCの初期化やデータ消去なども可能で、インシデントやPCの不具合が発生した際にも遠隔から迅速に対応できる。

強化したセキュリティ、3つのポイント

 さらにWindows 11ではセキュリティも強化されている。特徴的なポイントは3つある。1つ目は「コア分離」と呼ばれる機能で、通常のWindows OSから安全なメモリ領域を仮想的に切り離して作り、その領域でセキュリティにおいて重要なOS機能を稼働する。これにドライバやコードの署名をチェックし、正当なコードだけを実行する「メモリ整合性」機能を組み合わせることで、万が一PCがマルウェアに感染した場合でも、不正なコードを使ってOSを実行するような攻撃を防止できる。

 2つ目はデータの機密性が高まったことだ。Windows 11を搭載するPCにはTPM 2.0(Trusted Platform Module)の内蔵が必須条件になっており、これに顔や指紋認識、PINを使ってサインインする機能「Windows Hello」を介してしかアクセスできない重要なパスワードや暗号化キー、証明書を格納している。Windows Helloの認証をクリアしなければWindows 11へのサインインやディスクの暗号化解除ができなくなるため、物理的にPCやSSDが盗まれた場合でも、容易にデータの抜き出しができない設計だ。

 3つ目は「セキュアブート」機能。PCを起動する際は、UEFIというファームウェアがWindows 11 OSを起動するプロセスを踏むが、近年はその動作中に乗っ取りを行い、悪意あるアプリケーションを挿入、実行させる攻撃が増えている。セキュアブートはOSの起動前に、起動に関わる全てのプログラムのデジタル署名をチェックし、無効と判断したものは実行しないことで乗っ取りを防いでくれる。

ハイブリッドワークのためのデザイン

 Windows 11は「ハイブリッドワークのためにデザインした」と言うほど、ユーザビリティの向上やコラボレーション機能の強化をしている。例えば、従来左下に表示していたスタートメニューを画面中央に表示したことで視認性や操作性を向上。開いている複数のウィンドウを同時に整列表示する「スナップレイアウト」機能や、集中力を高めるために通知をオフにする「応答不可」モードなども用意している。また新たに、アプリケーションを問わずにノイズを軽減したり背景をぼかしたりできるWeb会議用の機能も追加した。

Windows 11には、第12世代以降のインテルCPU

 ここまでWindows 11のセキュリティレベルの高さやユーザビリティなどを見てきたが、ではハードウェアにはどのようなものを選べばいいのか。Windows 11の性能をフルに生かしたいなら、まずはCPUに第12世代以降のインテル プロセッサーが採用されているものがいいだろう。「パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャ」と「インテル® スレッド・ディレクター」という2つの新しい仕組みが備わっているからだ。

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 パフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャは、通常1種類しか搭載しないCPUを2種類搭載するアーキテクチャだ。従来のプロセッサーはシングルスレッドを省電力で処理するEfficient-Core(Eコア)と、マルチスレッドに対応した高性能なPerformance-Core(Pコア)のいずれかを搭載していたが、第12世代以降のプロセッサーはEコアとPコアの両方をCPUに搭載し、それぞれに得意なタスクを振り分けることで処理効率を向上し、複数のアプリケーションを並行して高速に実行できるようになっている。

 そしてこのタスクを最適に振り分けてくれる機能が「インテル スレッド・ディレクター」だ。OSが実行しようとしているアプリケーションをどのコアで実行すればいいかを判断し、タスクの割り当てを最適化する。Windows 11ではこの機能がさらに効率よく実行できるようになり、Windows 10と比較して10%も処理効率が向上した実験結果も出ている。

 これらの仕組みにより、PCで複数のアプリケーションを同時に動かした際などに起きる“重たい”状態や処理待ちの時間を短縮できる。

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vProがPCの遠隔管理も実現する

 さらにセキュリティやPCの遠隔管理を可能にする統合型PCプラットフォーム「インテル® vPro® プラットフォーム」を利用すれば、IT部門の負担がより軽減できるだろう。

 同プラットフォームで、リモートからPCの管理ができる「インテル アクティブ・マネジメント・テクノロジー(インテル AMT)」と、インテル AMTを社外のネットワークからでも安全に使用できる「インテル エンドポイント・マネジメント・アシスタント(インテル EMA)」を組み合わせれば、従業員のPCが社外のネットワークに接続されている場合でも遠隔から電源を操作できる。他にも、OSの修復やリモートデスクトップ、ファームウェア管理、パッチの配布・適用、ネットワークやセキュリティの設定、イベントログの確認などさまざまな操作が可能となる。

Windows 11のビジネスPCを選ぶなら

 Windows 11とインテル第12世代以降のCPUを搭載したビジネスPCは多くのメーカーが提供しているが、IT部門の負担軽減や従業員のパフォーマンス向上を図りたい企業はHPを選ぶといいだろう。

 セキュリティは、強固な防御機能をPCにあらかじめ組み込む「セキュリティ・バイ・デザイン」の思想に基づいて設計されている。同社のセキュリティソリューション「HP Wolf Security for Business」を搭載したビジネスPCには、ハードウェアによるセキュリティ保護機能が備わっている。電源を入れた瞬間からセキュリティ機能がバックグラウンドで稼働し、ハードウェアやファームウェアといったシステム基盤から、OSや業務ソフトなどのアプリケーション、ディスプレイなどの外部システムまで一貫して保護する。

 これにより、ハードウェアベースでのデータの暗号化、ワイパー攻撃からの復旧、Webサイトや電子メール経由のマルウェア検知、BIOSの自動復旧やBIOSからの内蔵データの完全消去などを実現する。物理的にのぞき見を防止する内蔵型プライバシースクリーン機能も備えている。

 さらにHPのビジネスPCはWeb会議のための機能も充実している。例えば「HP Elite Dragonfly G3」には500万画素の高画質なWebカメラを搭載しており、低照度や逆光を自動調整する機能も備える。また通話時の音声をクリアにする機能やAIベースで周囲の雑音を軽減、除去する機能により、ストレスのないWeb会議を実現してくれる。

photo HP Elite Dragonfly G3

 HPはこのほかにも、持ち運びのしやすさと画面の大きさ、操作性などで人気が高まっている14インチノートPCも多数用意している。

 PCにとどまらず、周辺機器との組み合わせも魅力的だ。HPではハイブリッドワークに最適なPolyのヘッドセットを提供している。風の音や雑音を除去するPoly WindSmart機能を搭載したモデルなら、外出先や移動中の通話でも騒音を軽減する。また、室内での利用に最適な「Poly Voyager Focus 2 UC」は、装着している人の音声だけにフォーカスし、その他の人の声や雑音は除去するため、周囲に人がいる環境でもクリアな音声でWeb会議ができる。

 Windows 10のサポート終了間際に慌てないためにも、そしてIT部門の負担を軽減し、従業員のパフォーマンスを向上するためにも、Windows 11と第12世代以降のインテル プロセッサーを搭載したHPのビジネスPCをぜひ検討してみてはいかがだろうか。

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