「システム監視」はもう古い? 「サービスを監視」する次世代モニタリング「NI+C APM as a Service」とは

» 2024年03月15日 10時00分 公開
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 コスト削減や運用、保守の負担軽減などのさまざまなメリットから、システムのクラウド移行を進める企業は多い。複数のクラウドシステムを連携させて運用することも多く、システム構成が複雑になりがちだ。そんな状況にもかかわらず、運用はオンプレ時代の仕組みを利用しているというケースが散見される。

 運用するアプリケーションのパフォーマンス低下やトラブルが発生した際には迅速な解決が求められる。しかし、システム構成が複雑化するとツールが複数に分かれ、モニタリング画面や仕様が多様になるという課題が出てくる。さまざまなアプリケーションやサービスを連携させている場合、問題特定も修復も困難になるが、サービスの性能に対するユーザーからの要求はより高くなっている。そこで重要になるのが、APM(Application Performance Management:アプリケーションパフォーマンス管理)とオブザーバビリティーだ。

基盤からUXまで可視化 「サービス監視」でシステムの複雑化に対応

 APMとはシステムやアプリケーションのパフォーマンスを監視、管理するツールのことだ。オブザーバビリティーはシステムの全容をリアルタイムに把握、改善できる状態や、そのための手法を指し「可観測性」と訳される。

 従来のシステム監視では主に、基本的な障害通知の取得やリソース監視をシステムごとに行っていた。複数のシステムを一元的に監視する機能はあったが、システム間での関連性については把握できなかった。そのため、ユーザーからパフォーマンス低下の問い合わせがあっても、症状から根本原因を特定し即座に対応するのが難しかった。昨今の複雑化したシステムでは尚更だ。

 こうした課題を解決するのがAPM/オブザーバビリティーソリューションだ。個々のシステムが問題なく動いているかどうかではなく、サービスレベルを基準に有機的に捉えてモニタリングを行う。

 リアルタイムでパフォーマンスやログを分析し、インフラ、アプリケーション、Webサーバ、データベースのパフォーマンスなど、システム基盤の状況からユーザー体験(UX)まで可視化する。加えて、SLI(Service Level Indicators:サービスレベル指標)/SLO(Service Level Objectives:サービスレベル目標)を設定することにより、サービス全体が目標値を達成できているかを一目で確認することができる。サービス全体を俯瞰(ふかん)して管理することで、パフォーマンス低下やトラブルが発生した際に原因の迅速な把握と根本的な解決が可能だ。

オブザーバビリティーとは

 UXのリアルタイム追跡によってユーザーからの反響を常に把握できる他、機会損失の可視化も可能だ。売り上げや有償顧客数など、サービスのビジネス観点でのパフォーマンスも即時観測できる。開発、テスト段階から観測することで手戻りを防止でき、アプリケーション品質の向上やDevOpsの実現につながるという利点もある。

APM導入の悩みを解決する次世代ツール「NI+C APM as a Service」

 さまざまなアプリケーションやサービスが連携して動作する状況でこれまでのように個々のシステムを監視する運用を維持すると、問題箇所の特定や復旧は困難になる。APM/オブザーバビリティーソリューションによってサービス全体を監視する必要があるが、導入には専門のスキルや知見が要求され、高額なツールも多いため導入のハードルが高いという課題もある。

 そんな課題を解決するAPM/オブザーバビリティーソリューションが、NTTグループの日本情報通信の次世代モニタリングサービス「NI+C APM as a Service」だ。

 NI+C APM as a Serviceは、フルマネージドサービスなので製品の購入やシステム基盤の構築が不要で、管理対象にエージェントを導入するだけで利用できる。サービスの検証から導入、運用まで継続したサポートを受けられるため、最小限の専門知識と工数で高機能なAPMツールを活用できる。多数の管理対象を単一のコンソールに集約して管理することで複数の監視ツールの知見やスキルが不要になり、運用効率も向上する。

NI+C APM as a Serviceのサービス提供イメージ

 データ容量や実行回数による従量課金のため、データ収集間隔(モニタリング間隔)を長くする、普段利用しないサーバのエージェントを停止するなどによって費用の低減もできる。エージェントのデータ収集間隔の変更や停止もマネージドで実施されるため、最小限の稼働で対応することが可能だ。

 サービスの検証から導入、運用まで包括的に支援するサポート体制と段階的な導入プロセスが用意されていているため、効果を感じながらスムーズにサービスを導入できる。

 活用パターンもさまざまだ。NI+C APM as a Service単体でAPM/オブザーバビリティーを実現できるが、同社のマルチクラウド対応の運用サービス「NI+C MultiCloud MSP」と併用することでサービス継続性を確保した監視、運用も実現する。NI+C APM as a Serviceはアプリケーション開発との親和性も高い。システム運用とアプリケーション開発の連携性を向上させるため、DevOpsを実現してサービス全体の品質向上につなげることも可能だ。

 システムの複雑化、アーキテクチャの多様化に伴い、運用保守の体制も変化させることが今後ますます重要になる。NI+C APM as a Serviceは、APM/オブザーバビリティーソリューションのメリットを最小限のスキルで早期かつ安価に享受できる。サービス開始前にPoCでの効果測定も可能なため、システムをクラウドに移行したが運用が追いていないなどの課題がある場合は、サービスの検証から手厚く支援してくれる日本情報通信に相談してみてはいかがだろうか。

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提供:日本情報通信株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2024年3月21日

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