新型「ACCORD」は“スマホっぽくて良い” Google搭載、新UI採用――ホンダがこだわった「上質なクルマ」とは

» 2024年03月29日 10時00分 公開
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 いま「クルマ」が進化期を迎えている。移動手段として完成したかに見えたが、先端テクノロジーを取り入れることで新たな価値を生み出しているのだ。

 「ハイブリッド車やEVは大きなバッテリーとソフトウェアを積んでいるので、できることが増えます。ガラケーとスマートフォンの関係に近いと思っています。ガラケーはあくまでも携帯電話でしたが、スマホが登場してからは携帯電話の概念が変わりました。自動車でも同じことが起きつつあります」――こう話すのは、本田技研工業の永坂徹氏(新型ACCORD商品企画担当)だ。

 Hondaは新型の「ACCORD」を2024年3月にリリースした。1976年に登場した初代から数えて11代目に当たる最新モデルだ。長い歴史が育んできたクルマとしての成熟性を備えつつ、国内向けのHonda車として初めて「Google」を搭載するなど、ユーザーに新しい価値を提供するにふさわしいモデルになった。

 思えば、Hondaは世界初のカーナビシステムを開発したり、ヒト型ロボット「ASIMO」を生み出したりと新しいテクノロジーに真正面から向き合っている。新型ACCORDにはどのようなテクノロジーと開発者の思いが込められているのだろうか。

photo 本田技研工業の永坂徹氏(新型ACCORD商品企画担当)

Honda国内初のGoogle搭載車 乗車体験はどう変わるのか

 これからのクルマの在り方を語る上で、「SDV」(ソフトウェア・デファインド・ビークル)という言葉を目にする機会が増えた。直訳すると「ソフトウェアで定義されたクルマ」となり、これまではハードウェアが中心だったクルマの価値創出の領域で、ソフトウェアも重要な役割を占めるようになるという考え方だ。

 新型ACCORDもこの新しいトレンドを取り入れ、ソフトウェア領域で大いなる進化を遂げた。特に注目すべきはHondaでは国内初となるGoogle搭載車である点だ。「Google アシスタント」「Google マップ」「Google Play」を車内で利用できるので、いままでにないモビリティーライフを楽しめる。

 Google自慢の高度な音声認識によって、ハンドルから手を離すことなく発話で目的地の設定やナビゲーションの確認が可能だ。電話やメールのチェック、音楽の再生、エアコンの温度調整など車両の機能にひも付く各種設定も声で操作できる。普段使っているGoogleアカウントでログインすれば、マップの設定を同期したりGoogle Playからポッドキャストなどの使い慣れたアプリケーションをインストールして使えたりするのも魅力だ。

 「Googleを搭載したのは、日常的に使っているスマホの操作感や情報がクルマとシームレスにつながることで、お客さまに新しい体験を提供できると考えたからです。クルマに求めるものが多様化する中で、今後の方向性の一つでしょう」(永坂氏)

 新型ACCORDの先進性を象徴する機能として、OTA(Over-The-Air)ソフトウェアアップデートにも注目だ。Google マップなどの更新はもちろん、今後のアップデートによってGoogle Playを通して使えるアプリケーションが増える可能性がある。クルマ本体OSのセキュリティ機能も最新に保てるといい、まさに“スマホライク”なクルマだ。

photo Googleも使える大型ディスプレイの操作イメージ

スマホライクなクルマをもっと楽しむ「新感覚のダイヤル型UI」

 スマホライクなデジタル機能をストレスなく使いこなすために、運転席も一新した。ダッシュボード中央に12.3インチの大型ディスプレイを設置。Google マップの表示はもちろん、クルマの各種機能や設定にアクセスできる。タップやフリック操作に対応しており、リッチでグラフィカルなUIと相まって爽快な操作感を得られるはずだ。

 新型ACCORDには、ガジェット好きが興味を持ちそうな操作方法が追加された。ドライバーに新しい価値を提供するとっておきのアイテムで、Honda国内車では初となる。

 「大型ディスプレイと連動した『エクスペリエンス セレクション ダイヤル』という新感覚のフィジカルUIを搭載しました。車内環境を一括制御するためのダイヤル型の操作スイッチで、『回して選択する』という人間工学の観点からも理にかなったUIです。エアコンやオーディオ、照明などの設定を素早く確実に変更でき、組み合わせを登録すればすぐに呼び出せます」(永坂氏)

photo エクスペリエンス セレクション ダイヤルの操作イメージ。エアコンや照明の組み合わせを登録しておけば、ダイヤルを回すだけで設定を変えられる

 心が躍る機能は他にもある。ACCORDを遠隔操作できるスマホアプリを使えば、ドアロックの解錠や施錠、エアコン操作、駐車場で便利なクルマを探す機能などを車外から実現可能だ。乗車前にエアコンを利かせておけば、快適な環境でドライブに出発できる。

 「私の一押し機能は、視界に情報を表示する『ヘッドアップディスプレイ』です。目的地ナビゲーションや速度などのメーター機器情報をフロントガラスに投影するので、視線を移動させることなく運転に集中できます」(永坂氏)

「クルマの本質的な価値を見抜ける人」に使ってほしい

 先代のACCORDは23年1月31日に販売を終了している。約1年間の空白期間を置いての再登場となったわけだが、歴史のあるクルマだけに長年のファンの年齢層も上昇している。ここまでデジタルな機能を取り入れても大丈夫なのだろうか。

 「若い頃からACCORDを乗り継いでいる年配のロイヤルカスタマーが多いことは確かです。ただし、スマホやGoogleのサービスを使いこなしている60〜70代のお客さまも多くいらっしゃいます。年齢に関係なく多くの人に満足していただけるクルマに仕上がったと自負しています」(永坂氏)

 もちろん、新たなテクノロジーを採用することでユーザー層の若返りを図るという意図もある。新型ACCORDが誇る先進性は、これまでHonda車やACCORDに乗ったことがない40〜50代のデジタルガジェットをバリバリと使いこなす人たちにこそ魅力を感じてもらえるはずだと永坂氏は胸を張る。

 「新型ACCORDのマーケティング戦略を立案する際『アーバンダンディ』というキーワードを設定して議論しました。40代後半で、見掛けに左右されずクルマの本質的な価値を見抜く力を持っている人、人生の満足度を高めることに積極的な人を想定して作ったクルマなのです」(永坂氏)

 開発陣は、老若男女問わず多くの人にこれまでにない移動体験を提供したいという思いで新型ACCORDを世に送り出した。A地点からB地点に移動するとき、東京など都市部は電車やバスの方が便利かもしれない。それでも「あえて乗りたい」と思えるようなクルマを目指したと永坂氏は熱く語る。

なぜ「セダン」タイプなのか そこに込めた思い

 幅広い世代の人に向けた新型ACCORDだが、いま人気の車種といえばミニバンやSUVが挙がることが多い。そんな環境でもセダンボディーの新型ACCORDに勝算はあるのだろうか。

 「もちろん、乗り継いでいるお客さまの中には『セダンでなければ』という方も多くいらっしゃいます。ただし、車型にこだわった訳ではなく、熱心なHondaファンの思いに応えるために何がベストなのかを判断した結果が今回の新型ACCORDであり、今回のボディータイプにもつながっています。セダンにお乗りでないお客さまにも喜んでいただける仕様になっていると考えています」(永坂氏)

 セダンファンは確実に存在し、彼らは目が肥えている。そんなファンが納得できるクルマとしてHondaが仕上げたのなら乗る価値があるだろう。そして、Hondaが本気で作り上げた“価値”をこれから自分のものにしたいという人にもぴったりだ。“良いモノ”の価値を見抜くのにファン歴も年齢も性別も関係ない。実際に、新型ACCORDを披露してからは公式SNSに若い人からも好反応が寄せられているといい、価値が分かる人の支持を確かに集めているようだ。

 何よりも、新型ACCORDのロー・アンド・ワイドなプロポーションのボディーは理屈抜きに「かっこいい」。力強いノーズと伸びやかで流麗なラインで構成されており、目の肥えたファンを満足させるだけのポテンシャルを秘めたデザインだ。

photo 第11世代目のACCORD(プラチナホワイト・パール)

新開発モーターで実現した「上質な走り」

 新型ACCORDのこだわりは、デジタル機能や外見だけにとどまらない。クルマ本来の力量が問われる「走り心地」もレベルアップしている。パワートレインに「e:HEV」(イー エイチ イー ブイ)と呼ぶハイブリッド機構を導入。新開発の高出力モーターを採用した「2モーター内蔵電気式CVT」によってパワフルな駆動力と静粛性を両立させた。スポーティーかつ上質な走りを高次元でバランスすることに成功している。

 「モーター走行用とエンジン走行用に個別のギアを設けることで最適なギア比に調節できます。モーター走行での最高速度を引き上げながら、エンジン走行では高速クルーズを低回転で運転でき、駆動力と静粛性の両立を実現しました。また、モーターだけで走行できるEVモードの走行可能領域を拡大しました」(永坂氏)

 現代のクルマには欠かせない安全運転支援システムでもHondaの技術力が光る。全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360」を国内向けHonda車として初搭載。約100度の水平画角のセンサーカメラや6カ所のソナーセンサー、コーナーレーダーを装備することで周囲360度の全方位をカバーできた。

 従来機能であるHonda SENSINGの衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、車線維持支援などに加えて、前方交差車両警報や車線変更支援機能などが加わった。360度カバーしたことによって「交差点で曲がったら危うくぶつかるところだった」「車線変更するときに背後が見えない」などの課題を解消できるので、運転のストレス軽減につながりそうだ。

「走りの気持ちよさは言葉では伝え切れない」――試乗で体験してほしい

 ドライバーを支援するだけでなく、気持ちよく走るための車内空間作りにも力を入れている。音響機器メーカーの米Boseによるサウンドシステムを搭載したり、車内を囲むようにマルチカラーのアンビエントランプを配置して高級感ある車内空間を演出したりしている。こうした徹底したクルマ体験の向上が、快適でワンランク上のドライブを約束してくれる。

 Hondaにとって数々の国内初を盛り込むことで“究極のクルマ”を実現している。ボディーカラーは全5色。自分に似合うACCORDがあるはずだ。

 「流麗なデザイン、上質な走りの気持ちよさ、インテリアの質感、Googleなどのインフォテインメント機能の魅力は言葉では伝え切れません。実際に体験していただくのが一番です。試乗車があるディーラーで新型ACCORDを体験してください。買うつもりがなくても構いません。乗って『良かった!』と思っていただきたいです」(永坂氏)

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