最近話題の「AI PC」を選ぶメリットとは? 日本HPの最新「EliteBook G11シリーズ」がお薦めのワケ

» 2024年04月30日 10時00分 公開
[PR/ITmedia]
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 ハイブリッドワークの浸透に伴い、Web会議を実施する機会が増えた。自宅から会議に参加できるのはいいが、会議中に必要な資料を探そうとするとPCの動作が重くなって音声が途切れる、画像が止まる、ファイルも開けない──そういった声はないだろうか。

 Web会議で背景ぼかしやバーチャル背景などを利用するとPCのCPUに多大な負荷がかかる。人物と背景を区別するには顔認識技術などのAIが関係しており、顔の認識と背景の加工といった画像処理が必要だからだ。

 これでは非力なPCが悲鳴を上げるのも無理はない。かといって高性能なCPUを搭載したビジネスPCを導入する余裕はないと考えている企業も多いだろう。

 この課題を打破するのが、「インテル® Core Ultra プロセッサー」を搭載した「AI PC」と呼ばれる製品だ。国内の法人向けPC市場で高いシェアを誇る日本HPは、2024年3月27日にAI PC4機種を発売した。インテル® Core Ultra プロセッサーの搭載で何が変わったのか。AI PCの導入でどのようなメリットが得られるのだろうか。

インテル® Core Ultra プロセッサーが実現するAI PCとは

 始めにAI PCが何を指すのか解説したい。IntelとMicrosoftによる定義では、以下の3つの条件を満たすものをAI PCと呼んでいる。

  • CPUとGPUに加えNPU(Neural Processing Unit)を搭載していること
  • 「Copilot in Windows」に対応していること
  • 「Copilotキー」を搭載していること

 インテル® Core Ultra プロセッサーの全モデルはNPUを内蔵しており、同プロセッサーを搭載しているPCはその他2つの条件を満たしていればAI PCと呼べる。Intelは「AIアクセラレーターを搭載するプロセッサーは、2025年までに一億台を超えるだろう」と語っており、今後は標準PCがAI非搭載のPCからAI PCへと遷移していくはずだ。

 では、AI PCのカギを握っているNPUはどのような役割を果たすのだろうか。

省電力、高効率化を実現するNPU

 ビジネスシーンでよく利用するノイズキャンセリングや顔を認識して背景を加工したり追尾したりする機能は、AIによって処理されている。それを担っているのがCPUやGPUだ。そのため、Web会議に参加しながら別の作業をしようとするとCPUやGPUに負荷がかかり、「PCが重くてできない」という状態になってしまうのだ。

 そういったAIのローカル処理に特化したプロセッサーがNPUだ。CPUやGPUに負荷がかかるAI処理を肩代わりし、それらの負荷を軽減する。

 NPUを搭載したAI PCは、背景加工を伴うWeb会議や常時稼働する必要があるセキュリティソフトウェア利用時でもCPUの使用率がほとんど上がらない。AI PCならばWeb会議に参加していても他の作業を普段通りにこなせるというメリットがある。

 省電力効果もAI PCのメリットとして挙げられる。処理能力が高いものの電力消費が激しいCPUではなく、少ない消費電力で動作するNPUがAIを使った高速な処理を担うからだ。また、インテル® Core Ultra プロセッサーは、従来のEコアに加え低消費電力コア(LP Eコア)を追加している。負荷の強度によってそれぞれを使い分けることで、低消費電力を実現している。

 Microsoftは、コラボレーション機能を最大化するものとしてNPUを利用する「Windows Studio Effects」をWindowsに標準搭載すると発表した。Web会議の背景ぼかしやバーチャル背景の他、ホワイトバランスや明るさの調整、常に話者を捉える自動フレーミング、環境ノイズを抑えて話者の声だけを届ける音声フォーカス、画面を見ていてもカメラを見ているかのように補正するアイコンタクト機能などを使えるようにするものだ。

 こうした機能には高い処理能力が必要だが、NPUを搭載したAI PCであればCPUをほとんど使わずに済み、消費電力を最大で38%削減する。外出先で電源がなくても安心してWeb会議に参加できる。

 コンテンツ制作に携わる人もAI PCのメリットを享受できる。「Adobe Premiere Pro Beta」を使用したAIビデオ編集は、最大で132%も高速化する。AI PCは、ビジネスPCに求められる「生産性向上」を実現するのだ。

 NPUの恩恵を受けるには対応アプリが必要だ。現在、100社以上の独立系ソフトウェアベンダーが300以上のAI機能を開発中だ。AI PCの標準化は着実に進んでいる。

インテル® Core Ultra プロセッサー搭載のHP EliteBook G11シリーズ

 AI PCへの期待が高まる中、日本HPはインテル® Core Ultra プロセッサー搭載の法人向けAI PC、3シリーズ5機種を発表した。それが「HP EliteBook G11」シリーズだ。

 フラグシップモデルとなる1000シリーズの「HP EliteBook 1040 G11」(14型)は、これまでのデザインを刷新した。ボディーカラーはグレイシャーシルバー、キーボードはグレー、テクスチャーもマットなものへと変更し、より明るくモダンな印象にした。

HP EliteBook 1040 G11

 HPが「エンタープライズ向けのスタンダードPC」と位置付ける800シリーズは、13型「HP EliteBook 830 G11」、14型「HP EliteBook 840 G11」、16型「HP EliteBook 860 G11」を展開する。標準PCとして大企業でも導入しやすい価格、サイズ設定とした。

 ディスプレイ部分を360度回転させられるコンバーティブルタイプも用意している。13型「HP Elite x360 830 G11」だ。テントスタイルにすれば商談時に、タブレットスタイルにすれば立った状態での利用に便利だ。

HP Elite x360 830 G11

AI PCを支えるHPの技術

 NPUに対応して高速化するPCをより快適に使用するため、AIタスクのパフォーマンスをパーソナライズして効率化できる機能を備えている。それが「HP Smart Sense」だ。ユーザーの使い方に応じてPCの電力と排熱のパフォーマンスをAIにより最適化し、ファンの騒音を低減しつつパフォーマンスも向上させるというものだ。

 HP EliteBook 1040 G11の底面に搭載されている2基のターボファンの出力をAIが調整するため、前世代の「HP EliteBook 1040 G10」と比較して、最大40%静音で動作する。

 HPのPCは、ビジネスにおいて重要なコラボレーション機能も強化している。その一つが、数年前にHPブランドの一つとなった「Poly」のオーディオを搭載している点だ。ノートPC単体でも強力な「HP Dynamic Voice Leveling」機能やAIノイズリダクションを利用できる。「Poly Voyager Free 60シリーズ」などのBluetoothヘッドセットを近づけるだけでペアリングも可能だ。

 AIが周囲の光を感知して画像のホワイトバランスを自動補正する「Dynamic Color Tuning」も強化されている。

IT管理者にうれしい機能も

 IT管理者向けのサービス「HP Proactive Insights」は、HP PCを一元的に管理可能だ。世界中で働く自社ユーザーのPC利用傾向をチェックして、バッテリー持続時間だけでなくバッテリーの寿命を延ばすようにリモートで設定を変更できる。

 HPは、「インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー搭載インテル® vPro®」をはじめとした「インテル® vPro® プラットフォーム」(以下、vPro®)のPCも用意している。vPro®は「高いパフォーマンス、セキュリティ、管理性、安定性」を有したコンピューティング基盤だ。

 ハイブリッドワークが当たり前になった現在、IT管理者の負担は増える一方だ。しかしvPro®を搭載したPCなら、ユーザーが箱から出したタイミングでハードウェアベースのセキュリティが有効化されており、OSの上層から下層まで包括的に守られている。またリモート管理機能を有効にすることも容易で、有効にした後は社内LANだけでなく、インターネット経由で社内外のPCの更新作業やトラブルシューティングなどが可能だ。これによりIT管理者のサポートコストを大幅に削減できる。

 HPのAI PCを選ぶメリットは他にもある。近い将来、量子コンピュータが実現するといわれているが、ハッカーが悪用すればその圧倒的なパフォーマンス故にどのような端末でも瞬時にハックできるだろう。HPは、BIOSレベルで量子コンピュータのハックからファームウェアを保護する仕組みを自社のセキュリティラボで開発し、ビジネスPC(※一部のモデルを除く)に搭載している。

 量子コンピュータの実用化がいつになるかは定かではないが、今から対策をしておいても早くはない。対策が遅れればダメージが大きくなるからだ。リプレースのタイミングが近いのであれば、セキュリティ面でも安心できるPCを選びたい。

 AI PCの機能を最大限に生かすには、PC本体にサポート機能があるかどうかで使い勝手が大きく変わる。HPのAI PCであればユーザーは効率良く作業でき、IT管理者はサポートにかける時間や労力を軽減できるのだ。

●Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel vPro、インテルヴィープロは、Intel Corporation またはその子会社の商標です。

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