インド西部にあるアーメダバードで6月12日の午後2時前(現地時間)、旅客機が空港から離陸直後に墜落した。X上では近隣の住民が撮影したとみられる動画が拡散しているが、偽物も出回っている。
墜落した旅客機は、ロンドン行きのエア・インディア171便。世界中の航空機の動きを追跡できるWebサイト「Flightradar24」によると、米ボーイングの「Boeing 787-8 Dreamliner」だという。
エア・インディアの公式SNSは、171便は242人の乗客と乗務員を乗せて午後1時38分にアーメダバードを出発したが、「離陸後に事故に巻き込まれたことを確認した」としている。原因は分かっていない。
X上では、徐々に高度を下げた航空機が建物の向こうに隠れた後、激しく炎が上がる様子を映した動画が拡散している。これは現地や日本のテレビ局も事故の映像として取り上げているいるものだ。
一方で過去の事故動画を今回の事故と偽って投稿するXユーザーもいた。編集部で確認したものは、2023年のネパールで発生したイエティ航空機事故の際に撮影された映像を171便と偽ったもの。イエティ航空機事故では、乗客がFacebookライブで一部始終を生配信しており、その衝撃的な内容は当時注目を集めた。
今回の投稿者は「乗客がFacebookで生配信していた」などと事実を交ぜて投稿していたが、他のXユーザーから「古い映像だ」「これはネパールの飛行機事故」などと指摘されていた。
ネパールの飛行機墜落事故 機内からライブ配信されたという映像がTwitter上で拡散
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