Google、「Tenor API」の提供を終了──XやDiscordなどのGIF検索に影響
米Googleは6月30日(現地時間)、GIF検索サービス「Tenor」のAPIの外部提供を終了した。同社は提供終了の理由を「コア製品の強化にリソースを集中するための取り組みの一環」と説明している。
Tenorは2014年創業の、米カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くGIF検索サービス。Googleは2018年に同社を買収すると発表し、Tenorの技術をGoogle画像検索やキーボードアプリ「Gboard」のGIF検索機能に統合する狙いがあるとしていた。Tenorは独立した子会社として運営を続け、自社のGIF検索APIを米Meta(当時のFacebook)や韓国Samsung Electronicsの端末などにも提供していた。
Googleは、今年1月13日付で新規のAPIキー発行や新規連携の受け付けを停止しており、6月30日付でTenorとの間のAPI契約や広告配信契約はすべて終了、既存の連携も完全に停止された。7月1日以降は、移行を済ませていない場合、APIへのリクエストはすべてエラーとなる。
TenorはXのGIF検索機能に長年使われてきたほか、DiscordやWhatsApp、BlueskyなどでもGIF検索に利用されてきた。WhatsAppやSignalはGiphyへ、Discordは新興サービスのKlipyへ、それぞれ移行した。ただし、GIFのライブラリはサービスごとに異なるため、Tenorで検索できたコンテンツが移行先で同じように見つかるとは限らない。
なお、Tenorの技術やサービス自体が消えるわけではなく、Tenor.comのサイトおよび検索機能は引き続き利用可能で、Google製品(Gboard、Googleメッセージ、Google Chat、Tenor GIF Keyboardアプリなど)内での統合も継続される。今回終了するのはあくまで外部の第三者向けAPI提供のみだ。
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