ヤフーは7月5日、「Yahoo!ショッピング」のアフィリエイトプログラム(成果報酬型広告)の本格展開を始めた。ブログなどが普及し、ECサイトの販売チャネルとしてアフィリエイトの重要性が高まっている。ヤフーは自由度が高いリンク機能を提供するなどして提携サイトを増やし、ショッピング取扱高の拡大を図っていく。
アフィリエイトプログラムは、関連会社化したバリューコマースを通じて運営する(関連記事参照)。Yahoo!ショッピングでは既に5月19日から試験的に開始していた。
本格展開では「マイリンク」機能を追加する。同機能では、自由テキストリンク用広告スペースが1つあれば、ECサイトから指定されたドメイン内のどの商品にもリンクを自由に設定することができる。固定テキストリンクに比べて自由度が高まり、同サイトに出店する約3900店への直接誘導が容易になると見ている。
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アマゾン・ジャパンは、アフィリエイトプログラムのユーザーページ機能を拡充した。マーケティング策のメインにすえているアフィリエイトの利便性を高め、売り上げアップにつなげる狙いだ。
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