セイコーエプソン製の使用済みインクカートリッジにインクを詰め替えたリサイクル品に特許を侵害されたとして、同社が業者を訴えていた裁判の控訴審判決が5月30日あった。知財高裁は「エプソンの特許は新規性がなく無効」として一審の東京地裁判決を支持し、控訴を棄却した。
エプソンは判決について「誤った法令解釈に基づいた不当なもの」とし、上告を検討している。
リサイクル品を販売しているエコリカは「判決は極めて妥当」とコメントしている。
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