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SprintとGoogle、モバイルWiMAX用サービスで提携
両社は、モバイルWiMAX用のポータルを共同構築。Googleの検索エンジンのほか、Google AppsのサービスをWiMAXネットワーク上で提供する。
米Sprint Nextelは7月26日、モバイルWiMAX用インターネットサービスの提供で米Googleと提携すると発表した。モバイルWiMAXネットワークの利用者に、Web検索やコミュニケーションツール、ソーシャルネットワーキングツールなどを提供するポータルを共同で構築する。
今回の提携により、Sprintのネットワークや位置認識サービスと、Googleのホスティング型アプリケーション「Google Apps」を組み合わせたサービスが可能となる。ユーザーは、Webブラウジングや地域情報検索のほか、GoogleのWebメール、予定表、ワープロ&表計算などのサービスを、Sprintの高速ネットワーク上で利用できるようになる。Sprintは、「Googleとの提携は、Sprintのモバイルインターネット戦略における画期的出来事だ」とコメントしている。
SprintはWiMAXネットワークを全米で構築中で、年内に一部地域でテストサービスを開始する。19日に発表した米Clearwireとの提携により、2008年末までに、約1億人の人口をカバーするネットワークを展開する予定。
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