米AOLは2月5日、アフィリエイトマーケティングサービスのbuy.atを買収したと発表した。買収金額は非公開。AOLは傘下の広告関連企業を「Platform-A」という組織にまとめているが、buy.atは同組織の一員であるAdvertising.comの完全子会社となる。
buy.atは、英国や米国を中心に運営している、パブリッシャーと広告主を結ぶネットワーク。ディスプレイ広告やPPC(ペイパークリック)モデルとは異なり、サイト訪問者が商品の購入などのアクションを実際にとった場合にのみ、広告主に料金が課される仕組みを採用している。最近では、アフィリエイトサイト上で小売業者による商品の販売促進が可能な技術「ContentEngine」をリリースしている。
AOLは、2007年にコンテンツターゲット広告のQuigo、行動分析型ターゲット広告のTACODA、モバイル広告のThird Screen Media、広告プラットフォームのAdTechを買収。今回のbuy.atの買収は、オンライン広告関連でAOLがこの12カ月間に行った5件目の買収となる。
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