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テキストメッセージで子供たちを救う――英団体がキャンペーン立ち上げ
テキストメッセージを送信することで、食糧などを提供するための寄付が可能。子供にとって「最も過酷な地域」の実情を知らせるWebサイトも立ち上げた。
病気や飢餓から子供を保護することを目指す国際援助団体Save the Childrenは英国で2月18日、チャリティー用のWebサイト「Kroo Bay」とテキストメッセージキャンペーンを立ち上げた。
テキストメッセージキャンペーンは、水や食糧、毛布など、世界中の子供たちが必要としている物資を供給することが目的。81819番にテキストメッセージを送信することで、寄付を行うことができる。例えば「NUT」というメッセージを送信すると、栄養失調の子供たちにピーナッツペーストを提供するための1.5ポンドを、「BLANKET」を送信すると、毛布を提供するための5ポンドを寄付することになる。
Kroo Bayは、アフリカ西部シエラレオネ共和国の1地域で、子供の4人に1人が5歳の誕生日を迎えることなく死亡する「世界で最も子供が生き抜くのが難しい場所」だという。「Kroo Bay」サイトには、同地域の生活をとらえたパノラマ写真やビデオ、エピソードが掲載されているほか、サイトを通じて住人に質問を投げ掛けることも可能。同地域の子供たちがどのような生活を送っているかを知ることができる。募金用のページも用意されている。
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