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Google、児童ポルノ撲滅用のソフトを非営利団体に提供
虐待被害者を探し出すために児童保護団体がこれまで手作業で行ってきた作業を自動化するソフトを、Googleが開発した。
米Googleは4月14日、非営利団体National Center for Missing & Exploited Children(行方不明者および搾取された子供たちのためのセンター、NCMEC)に、児童ポルノの被害調査のためのソフトウェアを提供すると発表した。
NCMECは、市民や司法当局から寄せられたビデオや画像を点検し、児童虐待の被害者を探し出すための情報を司法当局に提供している。NCMECの情報提供により救出された行方不明児童は、12万4500人に上るという。
NCMECがこれまでに点検したビデオや画像は1300万件以上。作業は手動で行われていたが、Googleはこの「膨大なプロセス」を自動化するソフトウェアを開発。ビデオや画像のデータベースをより素早く検索し、被害者の画像を含むファイルを認識できるようにする。
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