ニュース
医薬品ネット販売規制「大変残念」 楽天、ヤフー、MIAUらが声明
楽天、ヤフー、MIAUら6団体・企業は、医薬品のネット販売を規制する省令の公布を受け、「大変残念」との声明を発表した。
ヤフー、楽天、MIAU(インターネット先進ユーザーの会)など6団体・企業は2月6日、厚生労働省が医薬品のネット販売規制強化を盛り込んだ省令を公布したことを受け、「国民の切実な声やわれわれの主張が受け入れられず大変残念」とする共同声明を発表した。「医薬品通販の大幅な制限は、国民の健康維持の観点から非常に問題がある」と、省令の再改正を求めている。
声明は、通信・対面に関わらず「すべての販売経路で実質的に安全な販売体制を確立するという視点に立った検討が行われるべき」とし、「通信販売を継続するための安全な販売環境整備について早急に議論すべき」と主張している。
厚労省が設置する方針を示した、医薬品の販売方法に関する検討会については、「積極的に関与していく」としている(大衆薬のネット販売禁止、6月から 反発に配慮、検討会設置へ)。
声明にはヤフー、楽天、MIAU、日本オンラインドラッグ協会(JODA)、医薬品ネット販売推進協議会、日本オンラインドラッグ協会が名を連ねている。
関連記事
- 大衆薬のネット販売禁止、6月から 反発に配慮、検討会設置へ
厚労省は、大衆薬のネット販売を規制を盛り込んだ改正省令を公布した。厚労省は反発にも配慮、専門家による検討会を設置し、議論を行う考えだ。 - 医薬品通販、継続を求める署名が30万件に
楽天とヤフーに寄せられた、医薬品の通信販売継続を求める署名の合計が30万件を突破した。 - 医薬品のネット販売禁止、3割が「不便」「困る」と抵抗感
副作用リスクが比較的高い医薬品のネット販売を禁止する方針に対し、「とても不便」「いざというとき困る」と答えたのは3割だった。 - 医薬品ネット販売継続を――楽天、ヤフー、MIAUらが厚労相に要望書
医薬品のネット販売継続を求める要望書を、日本オンラインドラッグ協会やヤフー、楽天、MIAUなどが舛添厚労相に提出した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.