携帯サイト利用する中学生の4割、「携帯、禁止されているが学校に持って行く」
携帯サイトを利用する中学生の4割が「学校では禁止されているが、携帯電話を学校に持って行っている」というKLabの調査結果。
携帯サイトを利用する中学生の4割が「学校では禁止されているが、携帯電話を学校に持って行っている」――KLabが3月31日に発表した、小中学生を対象にした携帯電話に関するアンケート調査で、こんな結果が出た。
調査は歌詞配信サイト「うたまっぷモバイル」の小中学生ユーザーを対象に3月9日〜13日に行い、468人から回答を得た。
文部科学省が小中学校への携帯電話の持ち込みの原則禁止を打ち出したことについては、中学生の59%、小学生の57%が賛成。男女別では男子の53%、女子の60%が賛成していた。
賛成の理由には「学校には必要ない」「授業の邪魔」といった意見が、反対派には「何かあった時に連絡が取れない」といった意見が多かった。
学校に携帯を持って行っているかを尋ねたところ、「禁止されているので持っていかない」が中学生で42%、小学生で43%と多数派だったが、「禁止されているが持って行く」中学生が40%、小学生が19%いた。
「携帯は学力低下につながる」過半数
「携帯メールのやりとりはいじめにつながると思うか」という質問には、中学生の50%、小学生の43%が「つながる」という答え。「つながる」と回答したうち半数以上が学校には携帯を持って行かないと回答しており、「つながらない」と回答した人の6割近くが携帯を持っていくと答えていた。
「携帯メールのやりとりは学力低下につながると思うか」という問いには、中学生の56%、小学生の62%が「つながる」と回答した。
いつ携帯を使っているかという質問には、小中学生とも「家に帰ってから」「深夜」「放課後や帰宅中」「休み時間」という順で多かった。
「携帯で嫌な思いをしたことはあるか」という問いに対しては、回答が多かった順に「迷惑メールが増えた」「全くない」「架空請求が来た」だった。
「あなたの携帯はフィルタリングサービスに加入しているか」という質問には、中学生の64%、小学生の33%が「していない」と回答。フィルタリングを知らない中学生が13%、小学生が38%いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 小中学校への携帯持ち込み禁止、“ホムペ”利用の女子中高生は過半数が「反対」
「ホムペ」と呼ばれる個人サイトを利用する女子中高生の多くが、小中学校への携帯電話の持ち込み禁止化に反対しているというアンケート結果が出た。 - 大阪府の親、「子どもがケータイ依存」34%、「自分がケータイ依存」31% モバイルアンケート結果
大阪府の公立小中学校に通う子どもを持つ親のうち「子どもがケータイ依存」と答えた人が34.2%、「自分がケータイ依存」と答えた親は30.8%いた。モバイルアンケートの結果。 - 小中学校にケータイ持ち込み禁止、大阪府の保護者7割が「賛成」
大阪府の橋下知事が、公立小中学校への携帯電話持ち込み禁止を打ち出して議論を呼んだが、大阪府に住む小中学生の保護者に対して行ったアンケート調査で、約7割が学校への持ち込み禁止に賛成という結果が出た。

