日立製作所は5月26日、薄型テレビや業務用液晶プロジェクターを製造販売する「コンシューマ事業グループ」を分社し、7月1日付けで「日立コンシューマエレクトロニクス」を設立すると発表した。構造改革の一環で、今後はグループ各社との連携強化や、営業主導型の体制への転換を図り、高収益構造の確率を目指す。
新設分割方式により日立100%出資の子会社として設立する。同グループの2009年3月期売上高(個別ベース)は約2100億円。社長には同グループの渡邊修徳グループ長&CEOが就任する。
自動車用部品・システムなどの開発を担当する「オートモーティブシステムグループ」も同時に分社化し、「日立オートモーティブシステムズ」を設立する。
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