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auのAndroid携帯は「来年以降」──小野寺社長
KDDIの小野寺社長は、「Android携帯の開発は進んでいるが、発売は来年以降」と述べ、開発に時間がかかっていることを示唆した。
KDDIの小野寺正社長は6月24日に開いた会見で、Android携帯について「開発は進んでいるが、発売は来年以降」と話し、開発に時間がかかっていることを示唆した。
同社は、Android携帯の開発アライアンス「Open Handset Alliance」に2007年から参加。08年末には、小野寺社長は「Androidには積極的に取り組んでいる。いずれ端末が出てくるだろう」と話していた。
国内のAndroid携帯第1号は、NTTドコモが09年夏モデルとして発表した台湾HTC製「HT-03A」。ドコモの山田隆持社長は「国内メーカーにもAndroid携帯を作ってほしい」と期待していた。
「iPhoneは補助金モデル」
ソフトバンクモバイルが26日に発売する「iPhone 3GS」について、小野寺社長は「まだ直接触っていない」とコメントを避けたが、iPhoneのビジネスモデルについて、「全世界でサブシディ(補助金)モデルを展開している」と話し、「日本の携帯は『ガラパゴス』と批判されてきたが、iPhoneのサブシディモデルには誰も何も言わない」とチクリ。
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