衆院選の候補者情報、住所や地図から検索 Googleが新サービス
Google日本法人は、衆院選の立候補予定者の情報を、住所や地図から検索できるサービスをスタートした。
Google日本法人は8月11日、30日投開票の衆院選の立候補予定者の情報を選挙区ごとに検索できるサービスを、「未来を選ぼう衆院選2009」上でスタートした。「Googleマップ」のマッシュアップサービスで、小選挙区と比例区それぞれの候補予定者情報を、選挙区別に見ることができる。
特設サイトに、「小選挙区」「比例区」のタブと、検索窓、日本地図を表示。それぞれの候補予定者を、選挙区名や住所などから検索できる。
小選挙区の場合は、選挙区名や住所で検索すれば、その選挙区の候補予定者の簡単なプロフィールと、写真のリストを表示。各候補予定者のプロフィールの横には、それぞれの候補予定者名でWeb検索をした結果、ニュース検索をした結果、動画検索をした結果へのリンクを掲載した。
比例区では、「北海道」「東北」「東京」「東海」など選挙区の一覧をプルダウンメニューで表示。選ぶと政党名が表示され、政党を選ぶと各選挙区の政党別候補予定者リスト、プロフィールなどが表示される。
小選挙区・比例区とも地図からの検索も可能だ。日本地図で自分の住んでいる地域をクリックして選挙区を選び、候補予定者リストを見ることができる。
候補予定者への質問をネットユーザーから募集してユーザー投票で5つの質問を決め、候補予定者が回答した動画をYouTubeで公開する企画「未来のためのQ&A」と連動。回答動画を投稿した候補予定者は、検索結果に動画へのリンクを表示する。
未来のためのQ&Aは7月13日にスタートした企画。候補予定者への質問は7月28日まで募集し、4724件の質問の投稿と、26万6416票の投票があった。「インターネットを活用した選挙活動の実施に関する賛否とその理由をお聞かせください」など得票数上位の質問を5つピックアップし、候補予定者に回答動画の投稿を呼び掛けている(Googleがユーザー参加型の衆院選企画 候補者がYouTubeで回答)。
動画の募集については、候補予定者にまんべんなく伝えられるよう「Google上で最大限の努力をし、新聞広告も出した」(同社の馬場康次シニアマーケティングマネージャー)という。回答動画は現在30本程度集まっており、8月15日午後12時まで募集を続ける。
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