来年4月の経営統合を目指すNECエレクトロニクスとルネサステクノロジは8月26日、統合契約の締結を9月中に再延期すると発表した。
当初は7月末をめどとしていたが、海外拠点の資産査定に時間がかかっているなどとして8月末までに期限を延ばしていた。現在は資産査定が完了し、最終的な協議を継続しているという。
同日の日本経済新聞は、日立製作所と三菱電機、NECの3社がNECエレとルネサスに合計2000億円規模の支援を実施する方向で最終調整している、と報じた。
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