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NECエレとルネサス、統合契約を正式締結
NECエレとルネサスは、経営統合する基本契約を締結したと発表した。7月末の締結を目指していたが、資産査定などに時間がかかり、交渉期限を延長していた。
NECエレクトロニクスとルネサステクノロジは9月16日、来年4月1日に経営統合する基本契約を締結したと発表した。当初、7月末の締結を目指していたが、資産査定などに時間がかかり、交渉期限を延長していた。
NECエレを存続会社として来年4月1日に統合する予定で、統合比率はNECエレ1に対してルネサス1.189。新社名は「ルネサスエレクトロニクス」(仮称)で、社長にはルネサスの赤尾泰社長が就任する。
統合前日までにルネサスは、日立製作所と三菱電機を割当先とした総額780億円の株主割当増資を実施。新会社は発足と同時の来年4月1日、NEC、日立、三菱を割当先として総額約1220億円の第三者割当増資を行う予定。増資後の出資比率は、NECが33.42%、日立が30.73%、三菱が25.14%。
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