米Appleが音楽プレーヤー内蔵ヘッドセットの特許を出願していることが分かった。
10月29日に公開された米特許商標局の出願公報によると、この技術は「メディアプレーヤーを統合したワイヤレスヘッドセット」と題されている。携帯電話などの外部機器とワイヤレス接続できるヘッドセットに、MP3などの音楽ファイルを再生できる機能を組み込んだものだ。音声録音機能を持たせることもでき、携帯電話とワイヤレス接続して電話の会話を録音したり、ヘッドセットで録音したデータを外部機器に転送するといった用途にも使えるという。
Appleはこの技術を開発した背景について、「ヘッドセットと携帯電話と一緒に使う場合、ユーザーは携帯電話を使っていないときでもヘッドセットをつけっぱなしにしている。電話がかかってくるたびにヘッドセットを装着するのは不便だからだ。ヘッドセットは着用されている間、ほとんど使われないこともある」と説明している。MP3プレーヤーを組み込むことで、このヘッドセットの「アイドル時間」を有効に使えるようにすることがこの発明の狙いだ。
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