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ネット衛星「きずな」、父島でブロードバンド通信実験
JAXAは、東京都小笠原村・父島で、超高速インターネット衛星「きずな」を使ったブロードバンド通信実験を、15〜24日まで行う。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、東京都小笠原村・父島で、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)を使ったブロードバンド通信実験を、11月15〜24日まで行う。
きずなの通信回線を使い、村内の光ファイバー回線網を本土のISPに接続。長時間連続運用し、システムの安定性を評価する。
現在、小笠原村と本土との通信回線は商用衛星で、上り約2Mbps、下り約10Mbps。きずなのブロードバンド回線なら上り下りとも155Mbpsとなり、上りで約80倍、下りで約16倍高速になるとしている。
JAXAと小笠原村の共同研究プロジェクト「小笠原村でのインターネットブロードバンド環境実証実験」の一環。小笠原村では、2011年度に海底ケーブルを敷設し、通信回線をブロードバンド化する計画。今回の実験で、ブロードバンド環境の利便性や、きずなの実験システムの運用性を検証する。
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