タッチパネル&Androidのフォトフレーム型情報端末 NECが開発中
NECがタッチパネルとAndroidを採用した情報端末を開発中だ。携帯電話よりも大きい画面でネット閲覧や動画視聴などができる「コミュニケーター」だ。
NECは11月5日に開幕したプライベートショー「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」(東京国際フォーラム、6日まで)で、タッチパネルとAndroidを採用した情報端末「コミュニケーター」のモックアップを参考出展した。携帯電話とPCの中間領域にあるMID(Mobile Internet Device)的な端末で、来年秋の発売を目指している。
7インチのタッチパネルディスプレイを搭載し、OSはAndroidを採用。無線LAN接続が可能で、インターネット閲覧やAndroidアプリの利用、動画再生、電子書籍の閲覧などが可能だ。ワンセグ視聴も可能で、「お風呂でテレビも見られる」のも売りだ。カメラを内蔵し、写真の撮影・保存やデジタルフォトフレームとしての利用も可能だ。
操作は基本的にタッチパネルで行うが、音声認識機能も搭載し、「スクロール」と声をかければ画面をスクロールするといった操作にも対応する予定だ。
重さは300グラム前後。持ち歩いて利用したり、クレードルを使って立て置きにすることもできる。展示したモックは3種類。フォトフレームのように背面に支えが付いているタイプ、携帯電話のストレート端末を大きくしたようなタイプ、角度が付いたデザインで平置きをしても見やすいタイプを展示した。
携帯電話より画面が大きく、PCに近い機能を持つ軽く持ち運びやすい端末を目指しているという。幅広いターゲットを想定しているが、「1つ挙げるとすれば主婦やシニア層。防水加工を施すため、キッチンなどで家事をしながら情報検索ができ、タッチパネルによりキーボード・マウス操作に不慣れでも利用しやすい」という。
来年秋の発売を目標に製品を開発中。価格は未定だが、「Netbookよりは安くしたい」と話していた。
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