ニュース
Googleが買収したAppJet、EtherPadをオープンソース化へ
Googleによる買収で自社サービス「EtherPad」を打ち切ると発表したAppJetが、現行ユーザーからの抗議を受けて終了プロセスを修正し、同サービスをオープンソース化する。
米Googleに買収された米AppJetは12月5日、前日発表した同社のリアルタイム共同編集ツール「EtherPad」終了の予定に関する修正を発表した。
4日の公式ブログでは2010年3月末でサービスを終了するとしていたが、ユーザーからの多数のフィードバックに基づいて移行プロセスを修正した。まず、既に打ち切っていた新規のファイル(Padと呼ぶ)の作成機能を復活させた。またEtherPadをオープンソース化することを決定し、オープンソース化が完了するまで現行のサービスを継続する(新規ユーザーは受け付けない)。プロフェッショナル版は3月末まで無料としていたが、3ユーザーまで無料で、それ以上は1人当たり月額8ドルになる。
前日のブログで同社は現行ユーザーに12月末までにGoogle Waveのプレビューへの招待メールを送るとしていたが、この件に関し、「現在のWaveはEtherPadほど成熟していないが、将来的にはEtherPadユーザーの皆さんが満足できるサービスになると信じている」と追加している。
関連記事
- Google、「EtherPad」のAppJetを買収――Waveチームに統合
リアルタイムコラボレーションツール「EtherPad」を作った元Google社員らがGoogleに戻り、Google Waveのチームに参加する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.