Google、次世代広告プラットフォーム「DoubleClick for Publishers」を発表
大規模パブリッシャー向け「DoubleClick DART」を「DoubleClick for Publishers(DFP)」に、小規模向けの無料サービス「Google Ad Manager」を「DFP Small Business」に、それぞれアップグレードする。
米Googleは2月22日、次世代広告プラットフォーム「DoubleClick for Publishers(DFP)」を発表した。広告配信管理ツールの「DoubleClick DART」と「Google Ad Manager」に代わるサービスで、大企業向けの有料サービス「DFP」と、小規模なパブリッシャー向けの無料サービス「DFP Small Business」の2種類を提供する。DARTのユーザーは向こう1年のうちに、Ad Managerのユーザーは数週間のうちに、それぞれ新サービスに移行する計画。
DFPはDARTからユーザーインタフェースを刷新し、従来より詳細なリポートを提供する。広告の自動配信アルゴリズムが強化されたほか、パブリッシャーが独自のアプリをDFPに統合することができるオープンソースのAPIを提供する。また、ディスプレイ広告の仲介システム「DoubleClick Ad Exchange」の新機能「dynamic allocation」により、複数の広告ネットワークに向けて広告スペースを競売にかけることができる。
Googleは2008年3月のDoubleClick買収完了以来、同社の広告事業の統合を進めてきた。DoubleClick製品への継続的な投資と、Googleのディスプレイ広告事業におけるDoubleClickの中心的な役割を反映させるため、同社はDoubleClickのロゴも刷新した。ロゴに「by Google」を追加し、「DART」ブランドを削除した。
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