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mixiアプリ運営元サーバに改ざん 350万人利用の「マイミク通信簿」など停止
約350万人が利用する「マイミク通信簿」などmixiアプリを開発するベンチャー「空飛ぶ」が、2月25日夜からすべてのアプリの運用を停止している。開発用サーバなどで第三者による改ざんが判明したためという。
「マイミク通信簿」(約350万ユーザー)などmixiアプリを開発するソーシャルアプリ専業ベンチャー「空飛ぶ」(東京都港区)が、2月25日夜からすべてのmixiアプリの運用を停止している。開発用サーバなどで第三者による改ざんが判明したためで、会社の公式サイトも閉鎖している。
空飛ぶは、マイミク通信簿のほか、名言を表示する「今日の名言」(約40万ユーザー)、好きなものベスト3を表示する「マイベスト3」(約36万ユーザー)、YouTube動画をマイミクと共有する「マイミクYoutube」(約12万ユーザー)など約15のアプリを運用している。
ミクシィによると、空飛ぶが運用するアプリの異常を指摘する問い合わせがユーザーからミクシィに届き、ミクシィから空飛ぶに連絡、25日夜に全アプリの運用を停止したという。
mixi上の空飛ぶのプロフィールページによると、「開発作業用サーバなどの一部が第三者によって改ざんされていたことが判明」したという。改ざんの詳細は明らかになっていない。「社内と外部のセキュリティ調査会社の調査を実施するため、公開しているmixiアプリを全て一時停止する」としており、安全を確認次第、順次再開するという。
空飛ぶはソーシャルアプリ専業ベンチャー。「mixiファンド」でミクシィの出資も受けている。
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