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小型なスマート電源タップ、富士通研が開発
富士通研究所がコンパクトなスマート電源タップを開発。オフィス利用を想定し、業界最小クラスの電力センサーを内蔵することで小型化。
富士通研究所は3月31日、コンパクトなスマート電源タップを開発したと発表した。オフィスでの利用を想定し、業界最小クラスの電力センサーを内蔵することで小型化。コンセント単位で消費電力を可視化し、省エネにつなげる。同社内の一部オフィスに導入したところ、約2割の省電力化に成功したという。
AC100ボルト電源に非接触で電流を測定できる専用センサーを開発。安全かつ小型なセンサーの搭載で、タップのサイズをコンパクトにした。収集した消費電力情報は、ユーザーのスケジューラと連携させて表示するなど、分かりやすく可視化。無駄な電力消費を意識させ、個人単位での省エネ化が促進できるという。
従来、コンセント単位で消費電力を把握できるセンサー内蔵タップはサーバルームでの利用を想定しており、サイズが大きくオフィスでの利用には向いていなかった。今後、社内外での実証実験を通じ、機能や効果の検証を進めていく。
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