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「曲がるガラス」にタッチパネルDisplay 2010

曲がるガラスとタッチパネルをミクロ技術研究所が「Display 2010」で展示していた。

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クレープの包み紙のように巻かれたガラス板

 「Display 2010」(東京ビッグサイト、16日まで)で、液晶関連部材などを扱うミクロ技術研究所(東京都渋谷区)は、「曲がるガラス」とタッチパネルを展示していた。クレープを包む紙のように巻かれたガラスを見て、多くの人が足を止めていた。

 化学薬品で表面を削る加工法・ケミカルエッチングを活用し、厚さ0.02ミリの曲げられる薄型板ガラスを開発した。耐熱性や光学特性、絶縁特性を持つフィルムをガラスに貼り合わせれば、機能性ガラスとして利用できる。


 曲がる有機ELディスプレイなどが登場する中で、「曲げることができ、ガスバリア性、耐熱性、寸法安定性が高い、ガラスのようなフィルムに対するニーズがあった」ことが開発のきっかけだという。

曲がる静電容量式タッチパネル

 同ガラスを利用したタッチパネルも展示。薄型ガラスを薄膜積層センサーと組み合わせ、PETフィルムを貼り合わせた。PETフィルムにITOなどの成膜加工を施すことで、液晶パネルからのノイズを遮断できるという。展示したタッチパネルのサイズは、3.2インチ、3.5インチ、6.5インチ、7インチの4種類。厚さは、0.17ミリ〜0.2ミリ。

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