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大企業も使う個人サービス Twitterまとめ「Togetter」を作る人(2/2 ページ)
ソフトバンクも活用したTwitterまとめ「Togetter」。28歳のエンジニアが社内プレゼンのために作ったサービスをいま、月間72万ユーザーが使っている。
「個人の範囲を超えつつある」 iPhone版、海外展開も
今年1月、Web企画・制作会社のバスキュールに転職。忙しい仕事と、Togetterのメンテナンスや改善にかかる時間とのバランスに悩むことも増えてきた。「個人でやっていると、自分が死ぬと誰もメンテナンスできなくなる」――ユーザーが拡大する中、サービスが「個人の範囲を超えつつある」のが悩みで、法人化も考え始めた。
Togetterの収入源は、まとめに貼った関連アイテムのアフィリエイト広告のみ。収入は月間数千円〜1万円弱で、サーバ代をぎりぎりまかなえる程度だが、マネタイズも今後、本格的に考えたいという。海外展開も検討。「日本発のサービスは海外では流行していない。英語版を海外のユーザーにきちんと使ってもらうには、きちんとした体制が必要」。法人化した上で、海外に打って出たいという。
デザインリニューアルも計画しているほか、閲覧専用のiPhone版も制作中。230〜350円前後でリリースする予定だ。Android版とiPad版は、「AndroidもiPadも持っていないから作れない」が、「誰かiPadをくれたら、iPad版を作ります」と笑う。
サービス作りが好きで、「Togetterが面白い」「TogetterでTwitterの面白さが分かった」と言ってもらえることがうれしいという。「本を読んだり音楽を聴いたり映画を見たり、Webサービスを作る以外のことをしなくちゃと思うけど、サービス作りがやめられない」
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