mixi、大規模障害から復旧 原因は「キャッシュシステムの不具合」
「mixi」で3日にわたって発生していたアクセス障害が解消した。キャッシュシステムの不具合が原因という。
ミクシィは、SNS「mixi」で8月10日夕方から断続的に発生していたアクセス障害が、12日午前10時30分ごろに解消したと発表した。キャッシュシステムの不具合が原因。「特殊な状態でのみ不具合が発生していたため、原因究明に時間がかった」と説明している。
10日午後5時20分ごろ、mixiのデータベースの負荷軽減のために導入しているデータキャッシュシステムが複数同時に異常終了、データベースへの負荷が急増したため、mixiが閲覧しづらくなったという(mixiがダウン)。
復旧作業を行い、同日午後11時30分ごろには全ユーザーが利用できる状態になったが、12日午前11時20分ごろ、再びデータキャッシュシステムに不具合が発生したという(mixi再びダウン)。
以後約12時間にわたり、原因の詳細を調査し、特定。午後10時50分ごろから復旧作業を行い、12日午前1時50分ごろ、全ユーザーが利用できる状態になった。
同社は「高負荷かつ特殊な状態でのみデータキャッシュシステムの異常終了が発生していたため、根本的な原因の究明に時間がかった」と説明している。
再発防止に向け、データキャッシュシステムの負荷軽減や、負荷が高まっても異常終了しない手法の調査、障害をサイト全体に影響させない手法の検討・実施といった策を講じていくとしている。
笠原健治社長は、「アクセス障害でユーザーの皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしまして、申し訳ございませんでした。今後このようなことが起きないよう、再発防止策を実施し、安定したサービスの提供に取り組んでまいります」とコメントしている。
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