16日に日本発売 今そこにあるSF「AR.Drone」を編集部で飛ばしてみた(2/2 ページ)
iPhoneで操縦し、ヘリの視点で外の世界を見られる――「Parrot AR.Drone」が日本でも16日に発売。ITmedia編集部でさっそく飛ばしてみた。
しかし、どうも違うようだ。SF映画についての知識は80年代あたりで止まっているようで、「エイリアン」「ニューヨーク1997」が好きだったという。どちらも監視ドローンが活躍するような映画ではない。SFの本は好きで、「19世紀末のジュール・ヴェルヌ、1970年代のフィリップ・K・ディックを読んでも、ある意味、いまの社会を描写しているように感じる」という。だから、「私にとっては、発想はソフトウェアや現代のテクノロジーを見ていくことで得られる」そうだ。
AR.Droneを使ったARゲームについては、ParrotがSDKを公開しており、開発会社はこのARヘリを使ったゲームを作って自由にApp Storeで売ることができる(利用料金は取らない)。日本のロボットアニメとの相性はちょっと考えただけでもすごくよさそうだ。
例えばガンダム、エヴァンゲリオンのコックピットに乗り込み、iPhoneの画面にはそれぞれのマシンからのぞいたHUDが表示される。音声コントロールについて提案すると、社内には音声認識のエンジニアがいるため、可能だという。つまり、兜甲児になりきってジェットパイルダーに乗り込み、画面に写ったマジンガーZの頭部をめがけて着陸し、「パイルダー、オンッ!」と叫ぶようなゲームも可能なのだ。自分のまわりを飛びまわる飛行系バーチャルペットのアプリがあってもいいかもしれない。ゲーム会社はぜひ頑張っていただきたい。
9月9日、都内で製品発表会が開催され、AR.Droneの国内発売時期と価格が明らかになった。発売は9月16日から。価格は4万3800円。Amazonとソフトバンクオンラインショップで、数日内に予約開始される。リアル店舗では、大通、池袋西口、表参道、田町、名古屋駅前、心斎橋、高松中央、リバーウォーク北九州のソフトバンクショップで展示・販売される予定だ。店内でデモを行うほか、ソフトバンクではいろいろとイベントも企画しているらしい。
AR.Droneが街を侵食し始めるのは、もうすぐ。ITmediaでも引き続き実機リポートなどをしていく予定だ。
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