コミュニティ参加で友人に通知 mixi新機能、ユーザーから猛反発
マイミクを追加したりコミュニティに参加すると自動でマイミクに通知するmixiの新機能がユーザーから猛反発を浴びており、3万人が参加する反対コミュニティもできている。
SNS「mixi」に12月1日加わった新機能「最近の動き(アクティビティ情報)」が多くのユーザーから反発を受けており、3万人が参加する反対コミュニティもできている。
マイミクシィ(マイミク)を追加したりコミュニティに参加するとほかのマイミクに自動で通知する機能。この機能をオフにすることはできず、公開範囲を限定することもできない。
ユーザーからは「他人に知られたくないコミュニティに参加する場合もあり、通知されたら困る」「マイミクに行動を監視されたくない」といった声が上がっており、この機能に反対するmixiコミュニティが10件以上でき、3万人が参加している反対コミュニティもある。
ミクシィの広報担当者は機能の狙いについて「もともと公開している情報を見やすくし、ユーザー同士のコミュニケーションを活発化させる目的」とコメントしている。
mixiは11月30日に、メールアドレスからユーザーを検索し、マイページにアクセスできる機能を追加したが、ユーザーの反発を受けて3日で取り下げている(mixi「メアドでユーザー検索」取り下げ 反発受け3日で見直し)。
mixiはこれまで、仲のいい友人や同じ趣味の仲間同士が、公開範囲を細かく限定しながら交流できるクローズドなSNSとして発展してきた。だが最近は方針を転換、Facebook的なリアルタイムでオープンなプラットフォームを志向しており、従来から利用してきたユーザーの意識と、運営側の意図との間にひずみができているようだ。
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