Twitter、「Wikileaks関連語を検閲」の憶測を否定
「トレンド」セクションにWikileaks関連語が表示されないのは検閲しているからではないと、Twitterが説明した。
Twitterは「トレンド」セクションからWikileaks関連の言葉を遮断していない――同社は12月8日、Wikileaks関連語を遮断しているのではないかとの憶測を受けて明言した。
Twitterのトレンドセクションには、同サイト上で話題になっているトピックが表示される。しかし、「#wikileaks」「#cablegate」など、世間を賑わせているWikileaksの関連語がトレンドセクションに表示されないことから、一部ではTwitterが検閲を行っているのではないかとの声が上がっていた。
Twitterは、トレンドにWikileaks関連語が表示されないのは、検閲ではなく、アルゴリズムの仕組みによるものだとしている。このアルゴリズムでは、「前よりも今」話題になっているトピックをリアルタイムで判断する。つまり一番人気のあるトピックではなく、一番ホットな新しいトピックを選ぶ仕組みになっている。「言い換えれば、Twitterは人気よりも目新しさを好んでいる」
「時には、皆が思っているほど人気が広がっていないという理由で、あるトピックがトレンドセクションに載らないこともある。時には、平均的な1日に起きる会話の基準と比べて、トピックの広がる速度が十分に高まっていないという理由で、トレンドセクションに載らないこともある。今週#wikileaksで起きたのはそういうことだ」
ただしTwitterは、VISAやMasterCardにサイバー攻撃を仕掛けたWikileaks支持グループのアカウントは一時停止している。Facebookもこのグループのページを削除したという。
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