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北海道から九州まで1枚で ICカード相互利用、JR・私鉄などが検討
「Suica」「PASMO」「はやかけん」など全国の鉄道系ICカードを相互利用できるようにする検討が始まった。実現すれば、北海道から九州まで1枚のICカードで行き来できるようになる。
JR東日本などJR各社と名古屋鉄道など大手私鉄、PASMO協議会など計11事業者・団体はこのほど、それぞれが発行する10種類の交通系ICカードを相互利用できるようにする検討を始めたと発表した。2013年春の実現を目標にしており、実現すれば北海道から九州まで全国を1枚のICカードで行き来できるようになる。
相互利用できるようにするのは、JR各社が発行する「Kitaca」「Suica」「TOICA」「ICOCA」「SUGOCA」、首都圏の私鉄などで利用できる「PASMO」、関西の私鉄などで利用できる「PiTaPa」、名古屋市交通局と名古屋鉄道の「manaca」、福岡市交通局の「はやかけん」、西日本鉄道の「nimoca」。
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