ニュース
ソニー、パナソニック、楽天、紀伊国屋書店が電子書籍端末・ストアを相互接続
紀伊国屋書店、ソニー、パナソニック、楽天が電子書籍サービスの利便性向上に向けて、今年後半から各社の電子書籍端末や販売ストアを相互接続していく。
紀伊国屋書店、ソニー、パナソニック、楽天は6月13日、電子書籍サービスの利便性向上に向けて、各社の電子書籍端末や販売ストアを相互接続していくことで合意したと発表した。
今年後半から4社が販売・運営する電子書籍端末と電子書籍ストアが相互に接続できる環境の構築を目指す。また各電子書籍ストアから購入したコンテンツは、ユーザーが一元的に管理できるようにし、端末・ストアの垣根を越えた利用環境の実現を目指していく。
リアル書店とネット書店、電子書籍ストアの売れ筋情報が分かるランキング中心のポータルサイト開設でも協力する。
実現に当たっては出版社にも協力を求めていくほか、電子書籍配信プラットフォームを運営するブックリスタとの連携を検討していく。
ソニーとパナソニックは2008年に電子書籍端末から撤退しているが、ソニーは昨年に「Reader」を国内発売し、パナソニックは「VIERA Tablet」を年内に発売する計画を明らかにしている。
関連記事
- 電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退
松下とソニーが、専用端末を使った電子書籍から事実上撤退した。端末が高すぎたりコンテンツが少なすぎるといった問題が改善されないうちに、携帯電話向け電子書籍市場が成長。専用端末の“居場所”がなくなっていた。 - 「VIERA Tablet」発表 パナソニック、年内に発売
パナソニックがAndroidタブレット「VIERA Tablet」を年内に日本を含む世界で発売。VIERAと連動したさまざまなサービスを利用できる。 - ソニー・KDDI陣営の電子書籍配信事業会社 「ブックリスタ」発足
ソニー、KDDIなどが電子書籍配信会社を事業会社化し、「ブックリスタ」として発足。ソニーは「電子書籍事業と製品」の発表会を予告。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.