GREEと共通仕様のアプリプラットフォームが中国で提供開始 コーエーテクモ、タイトーが進出
「GREE Platform」と仕様を共通化した携帯電話向けプラットフォームが中国で公開された。第1弾としてコーエーテクモゲームス、タイトーがソーシャルゲームをリリースする。
グリーは8月5日、中国でオンラインコミュニティーを運営するTencentが、「GREE Platform」と仕様を共通化した携帯電話向けプラットフォームの提供を始めたと発表した。グリーは今後ゲームメーカーの中国進出を支援し、第1弾としてコーエーテクモゲームス、タイトーがソーシャルゲームを今秋にリリースする予定だ。
Tencentは中国内で6億5000万人のユーザーを抱え、今年1月にグリーとソーシャルアプリのプラットフォーム仕様共通化で提携を発表していた。5日に提供を始めた「Tencent Wireless Open Platform for Community」は、GREE Platformと仕様を共通化したフィーチャーフォン(従来型携帯電話)・スマートフォン向けのプラットフォーム。日中のゲームメーカーはソーシャルアプリを相互のSNSで展開することが容易になる。
同プラットフォームを利用し、コーエーテクモゲームスは「100万人の三國志」を、タイトーは「SPY WARS」を今秋に投入する計画。TencentのSNSで人気アプリを運営するBeijing Moca World Techonologyは、日本向けソーシャルゲームをGREEで展開する予定だ。
ローカライズやデバッグ、多端末検証などで実績を持つサービス事業者と提携し、ゲームメーカーが両SNSに迅速にアプリを提供できる環境を構築。日中相互の市場での展開を支援していく。
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